建売住宅を販売していると、営業マンさんから「なかなか売れない理由」を伺うことがあります。
そんなもの言い始めたら理由は星の数ほどあるものですが、
その最たるものが、「完成しないと(売れません)」というフレーズです。
完成した物件のことを業界では「カンブツ」と言っているのですが、
業界人同士では「カンブツでないと、なかなか(お客様が)買ってくれないんですよね~」ていう感じです。
ところが、割と最近知ったのですが、カンブツでないと「お客様が」買ってくれない…のではなく、
カンブツでないと「営業マンが」(完成状況を)説明できない…からだということがわかりました。
営業マンが説明できなければ、当然、お客様もその物件のことがわかりません。
わからないのだから(買うのを)やめよう、思うのは自然です。
だから、営業マンさんには、物件…建物のことをもっと知ってほしいです。
出来あがりはどうなりますか?
壁の色はどんなのですか? 内装は? キッチンに食洗機は? 床下暖房は? フラット35対応か?
などなど。
逆に、今、こういうお客様がいるので、外壁はこんなふうに、食洗機はいりませんから床下暖房を、フラット35を使いたいので適合証明をとってください・・・
くらいに言ってきていただきたいですね。
造っている最中でしたら十分対応できるものですから。
感度が出てないのが営業マンさんであれば、早くから内容を知ってお客様に伝えれば、他の営業マンに勝てると思うんですけどね。