横浜市南区の不動産会社栄都

家に愛着を!

業界の機関誌に、新しい不動産仲介の形…ということで、ホームインスペクションのサービスを付加価値として提供している…という記事が出ていました。

今の不動産仲介の仕事では、売買価格の3%+6万円に消費税を掛けたものを頂ける仕事をしているか?と言われると
頭を横に振らざるを得ない状況もありますからね。

このネット社会以前は、お客様に対して、情報を(隠し)持っている不動産業者は、上の立場からモノが言えました。
ところが、ネット時代になって、時にはお客様の方が情報を持っているというケースも出てきます。

すると、不動産会社に勤めている社員は、お客様から「この物件を見たい」と言われて、車に乗せて案内して、お客様が決める…という仕事になります。

これでは運転手…ですよね?

契約時に仲介手数料で、141万…という約定書を出そうとしたら、
お客様から「え~~、これ(あなたは運転してくれただけだから)負けてくれない?」と言わるでしょう。

“いいえ、これはかくかくしかじかの理由で一銭も負けられません!!”と胸を張って言えるでしょうか?
ま、それはさておき、不動産仲介の仕事にホームインスペクション(家の構造的な鑑定)を入れるというはどうでしょう?

これは言い過ぎかもしれませんが、それだけ大きな、大切な買物をする訳なのですから、
床下にもぐって自分の眼で見るくらいしてみられたらいかがでしょう?

中古、新築を問わず、何に注意して診なければいけないかは、ネットでも知識が得られるでしょう。

床下以外でしたら、雨漏り、家の傾き・・・これくらいなら、簡単に調べられます。

とはいえ、不動産仲介という仕事が無くなるとも思えないので、ホームインスペクションを加えるというのもひとつの案なのですが、
私はちょっと懐疑的です。

特に家が出来ていく過程を見ていると、
「このしっかりした骨組み、(オーナーに)見てほしい!」「クロス、いろいろオプションがあるから選んでほしい!」
「後で付けるとコストがかかるから、床暖房が欲しいなら今言って欲しい!」とか、いろいろ思うのです。

家が出来ていく過程を見ていると、どんどん愛着が湧いてきます。
愛着がある家は大切にされ、長生きするものじゃないでしょうか。

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