今年もこの季節になりました。年に一回の宅建の試験。
今年は10月21日が試験日ですが、なんと20万人近い人が受験するようです。
サイトを見ると、昭和の時代から、だいたい合格率は13~17%あたりのようです。
でもこれ、背景があるの…ご存知ですか?
私はその一人ではありませんでしたけど、
不動産会社にいると、当たり前のように“受験して来い”と命令されることがあります。
言われた方は仕方がないからロクに勉強することなく受験して見事に不合格になりますが、
実はこういう人が大勢いて合格率を下げさせているのです。
試験会場にいくと結構びっくりするのが、その人種の多さ。
主婦や学生や、おじさまがた…ほんとうにいろいろです。
学生さんのように、じっくりそれだけ勉強する時間がある人にとって、宅建の試験は簡単なのかもしれませんね。
え?私?4回目でパスしましたっけ。
それでもぎりぎりでしたよ。
かなりのまぐれも幸いしました。
仕事をしながらだとなかなか勉強に集中できないので合格が難しくなりるのです。
え?言いわけ?
矛盾するようですが、勉強の内容があまり実務とかかわってこないので
つい実務に力が入ってしまうのです。
会社から “行け!!” と言われて不合格になりに来ている人達を除けば合格率はどれくらいになるのでしょうね?
この宅建試験、バブル景気の時は、なんと42万人も受験していたんですね。
そりゃそうです。独立して自ら不動産を売り買いすれば儲かりましたから。
それにくらべ、平成20年には26万人…そこから毎年減少傾向にあるので、
今年は20万人を切ってしまうかもしれません。
当たり前の話ですけど、儲からなければその職に就く人も少なくなってくるのもわかります。
念のために申しあげますが、不動産の仕事をするのに資格は要りません。
事業所単位でいえば5人に対し1人の資格者が要るということです。