これが新たな潮流になるかどうかわかりませんが、
水回りまで変更できるマンションというのがニュースになっていました。
あ、別に今のマンションでも出来ないこと無いんですよ。
ただもちろんモノによります。
マンションの図面をみると、PSと書いてあるスペースがあると思います。
トイレや風呂場、キッチンの近くにあるはず。
これは「パイプスペース」の略で、マンションの最上階から地面まで縦にパイプ・・・
水道管、下水管、ガス管などが通っている空間のことなのです。
ということで、そのPSと書いてある空間は、リフォームでも移動することはできないのです。
ただ、新しいマンションで、このPSをうまく配置して、水回りも移動できるようにしたものが出てきています。
先に“モノによる”と書いたのはこういうことです。
水回りを移動したいとしましょう。
各水場の排水は、PSのパイプに接続しなければなりませんが、
そこまで水が流れる勾配をつけてやらないと、“流れが悪い”感じになってしまいます。
床下の余裕がどれだけ深いかで、これは移動できる、これは移動できない…というように水回りのリフォームに制限が出てきます。
スケルトン(内装を全部無くしたコンクリートむき出しの状態のこと)にしてはじめてわかった…ということが無いように、リフォームする場合は良く調べてもらいましょう。
さて、そのニュースになっているマンションは、そんなこと気にしなくてOKですよ…
つまり、
床下の高さを多く持たせたのでしょう。水回りも移動可能とのこと。
ダイニングとリビングとを分けないものにしたり、完全に分けたり、
風呂やトイレの位置を変えたりすることも可能です。
リゾート地になると、風呂場が外側に面しているものもあります。
江ノ電の鎌倉高校前駅のすぐ横にあるライオンズマンション。
全室もちろん南向き、オーシャンビューです。
リビングもさることながら、バスルームも南向き。
眼下に江ノ電と134号線が通りますが、その先は海…のみ。
オープンにしていても誰に見られるでもなし。
いい雰囲気です。
水回りを移動できるのであれば、思い切ったリフォームもOKですね。