週刊誌に不動産関係の話題が載るたびに読んでしまいます。
無用に不安をあおるものもありますが、週刊文春のこのルポは現実を映し出していました。
地価が黙っていても上がっていた頃は、「不動産を相続する=財産」 という公式でしたが、
今では財産ではなく「厄介モノ」になったりもします。
週刊誌に書かれていた実例は、田舎の物件で、両親が他界したあとは、草は生え放題、ゴミは腐り放題、
雪は積り放題・・・。
連絡先を教えたところ、頻繁にクレームの電話が入るそうで、ポストの郵便物が散乱している、門の扉が外れている…など
とても対応できないのだそうです。
毎日の生活に追われていて、田舎の土地家屋の心配をする余地などないのでしょうが、
そんな土地を売ろうにも売れない、借り手も…ない。
建物を壊して更地にしようにも、(所有者に)そのお金が無い。
自治体は、2010年から空き家条例というのをつくって、それぞれ対応しているとのことです。
つまり税金で個人のお宅を処理してしまおうというものです。
きっとこれは、田舎に限ったことではないでしょうね。
不動産は(必ず資産価値が)上がるという時代が来ないとも限りませんが、
今朝の新聞に「12年の地価公示」が載っていました。
下がる時代の対処を考えなければいけませんね。
どうぞ、心配な方はご相談ください。