横浜市南区の不動産会社栄都

家を持つということ その3 ~あなたも現場監督~

建売住宅を「建てる前に」購入した友人が、こんなことを話してくれました。

自分はできるだけ多くの時間、建築現場に行っていた。最初は眺めてるだけだったけど、そのうち大工さんと仲良しなって簡単な作業をやらせてもらえるようになった。
それでわかったのは、自分の家と、同じメーカーが造っている隣の家とは全然違ういいモノになった…やっぱり、建築現場を見なきゃダメだね~。

・・・って。

ちょっと怖い話ですよね。他が欠陥というわけではないのですが、「(一緒に建てたものの中では)よりしっかり」造れたそうです。

以前、欠陥住宅が社会問題になりました。
建築会社が適当なものを造っておいて、さっさと倒産。
施主(買った人)は無償修理の依頼も出来ずに泣き寝入り…これに消費者はビビりました。
イヤホーンひとつ買っても保証書があって、壊れたら1年は保証してくれているのに、家には…と。

そんな背景があって、住宅瑕疵担保履行法というのができて平成20年から欠陥建築を建てた業者が倒産しても、保険でカバーしますよ、ということになりました。
これによって、業者は造る前に保険料を支払うことになり、どっちにしてもお金のかかることになりました。

消費者は、もしこの業者が倒産しても…と保証が出来て安心かもしれませんが、安心…ですか?
実際倒産でもされたら、工期は遅れる、窓もドアも無い状態で雨ざらしになる…等、あなたを不愉快にさせることがたくさん起こるでしょう。

倒産がわかっている会社は、施主であるあなたから、いろいろ名目をつけてお金の前払いを請求してくるでしょう。
そうなったら気をつけなければなりません。

でも、たとえば毎日現場に足を運んでいれば、そういう万一の情報も入ってきやすくなるというものです。

そういった万一のことが起こってはいけないのですが、
自分や自分の大切な家族が住む家です!釘一本打つのも、建具ひとつ着けるのも丁寧に慎重にしっかりやってほしいものです。

あなたが大工さんといい関係をつくれたら…大工さんも人間です、きっとあなたの期待に応えてくれると思います。

ヘルメットに二重線はなくても、あなたがあなたの家の現場監督になれるのです。

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