横浜市南区の不動産会社栄都

AIJ投資顧問の事件にみる

今日のニュースで伝えられている大きなニュース…AIJ投資顧問という会社が、企業から預かったお金を運用したところ、預かった資金の大半の約2,000億円を消失させてしまったとのこと。

2,000万円じゃないですよ!その千倍です。

よく似た名前でAIGスター生命という会社がありますが無関係です。

預けた側の多くは企業で、それぞれの社員から集めたお金。
社員は(きっと自分よりうまく殖やしてくれる)会社に預けて、自分はもくもくと仕事をして、
定年になったら退職金以外にも、その年金がもらえるだろう!と思っていたのに、
それがわからなくなってしまいました。

本来、その消えた部分はそれぞれの企業が補てんする仕組みらしいですが・・・できるんでしょうか?心配です。

一方その投資顧問、設立してからずっとマイナスだったいうから困ったもの。
損失はデリバティブの失敗…ですか。わかるわかる。

今度こそ、今度こそ!と…負けを挽回しようと資金を投入してしまうのでしょうね。

それにしても、素人じゃないんだろうし、どんな手を使ってでもプラスにしなきゃ存在意義が無いというもの。

それとも素人同然…だったのでしょうか?

デリバティブ…日本語にすると金融派生商品…といいますが、ますますわからない。

先物取引とか、オプション取引とか…そういうお金そのものの経済と違い、権利の売買…やっぱりわからない。

出資した金額の何倍ものお金を「持たずして」動かせることに魅力があるわけですが、
儲けが出てればそりゃ、普通の仕事なんてできないくらいガッポリ儲かりますが、損を出すと自分の資産を全部売却しても追い付かない…くらいになってしまいます。

自分が稼いだお金で投資するのと違い、お客から「お願いします」と預かったお金ですから、
扱いも軽くなるはずです。募集すればまたお金がやってくるわけですから。

不動産投資の商品にも、似たようなのがあります。
投資家からお金だけ集めて、あとは「不動産で運用して配当をさしあげます」というものが。

そういった商品をこっそり購入して誰に知られることなく儲けちゃおう、とお考えでも、決める前に一度ご相談ください。
どうしても、とおっしゃるのであれば止めはしませんがアドバイスだけさせていただきます。

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