事故物件に住んでみた!…というショッキングな名前の本(彩図社)が出ていたので読んでみました。
著者は森 史之助氏、自ら事故物件に住むという捨て身のルポを敢行したもので、興味深く読ませてもらいました。
報道番組にもとりあげられたことがありますが、
自殺などで物件がキズものになったということで、遺族に対して高額な損害賠償請求を(時には葬儀の最中に請求)するケースもあるらしく、これは社会問題になっています。
一方の投資家、大家さんにとっては避けて通れないリスクです。
また、その本でわかったことは、どんな残酷な事件事故があった部屋でも、今ではちゃんと住民がいるというこことです。
中には、家賃が安いからという理由で事故物件を選んで住む方もいるそうです。これは驚きの反面安心もしました。
また、霊能力者を生業にしている方にも見てもらったみたいですが、「センセイ級」の人でもその部屋の事故をまったく言い当てていなかったことろは笑ってしまいました。
なまなましい不動産業者とのやりとりには唾を飲みましたが、そういう物件も少なくないのだと思います。
何せ、自ら命を絶たれる方は1年で3万人以上もいるのですから。
ひとり暮らしをすると、もし風呂場で足を滑らせて打ちどころが悪かったら…誰も知られずにしばらく…ということもあるし、
首が痛いから、整形外科にあるような首を吊る機械に似せて首をつってみたところが、そのタオルが滑って喉に…ということもありそうなので、
ひとり暮らしのかたは注意してくださいね。
歌手のホイットニー・ヒューストンさんもホテルのバスタブで溺れていたとはいえ、今のところそこに至った原因ははっきりしていません。
で、気になる事故物件のオバケちゃんですが・・・。
その本の著者は面会しなかったようです。よかったです。
でも、もし幽霊が出た…ということになったら、本屋で並ぶ棚も違ったと思うので著者にとっても良かったと思います。
事件や事故の場所を避けて通ろうとすれば、電車なんか…乗れませんね。救急車も乗れません、病院に入院もできません。
住むところとなると…違いますか。私?身内ならまだしも、他様となるとまだ勇気が
…。