駅舎軒下などを見上げたところにツバメの巣ができると、(縁起が良いという言い伝えもあることから)皆だいじにします。親鳥が雛にエサをせっせと運ぶさまは見ていて飽きません。
こういう微笑ましい風景とは逆に、とても厄介な場面もあります。
先日、当社所有のアパートのある入居者さんから電話が。
雨戸の戸袋に鳥が巣をつくって、家じゅうダニが発生して大変なことになっている、とのこと。
大変、というのは痒くて夜も眠れないほどだというのです。
自身で役所に相談したところ、駆除は数千円じゃ済まないから大家さんに相談せよという指示があったそうです。
私も初めての対応だったのでまずは事情を聞いて一旦切りました。
入居者さんも同じように検索したと思いますが、横浜市のHPから相談先を割り出しました。
それによると横浜市の場合、費用は自己負担になるものの、ちゃんとした一次受付窓口があります。
順を追って説明します。
まず役所に電話相談するか役所のHPで検索します。
HPで検索すると、なるほど入居者さんが言っているとおり。
一方で驚いたのは役所の担当者がすぐ言い当てたこと。
雨戸の戸袋に巣をすつくるのは「むくどり」で、巣をつくると昆虫などのエサと同時に大量のダニを持ち込むのだそうです。
恐ろしいですね。
大事なことを書いておきます
①巣の中に卵だけだったら自身で廃棄して良い
②雛がかえっていたら(鳥獣保護法から)勝手に処分してはならない
ということ。
現地ではすでに雛がかえっているとのことだったので
公益社団法人神奈川県ペストコントロール協会に連絡しました。
HPによると相談の多い虫の中にちゃんとあります ”ダニ”。
当然ゴキブリや蜂、アライグマなども入っています。
さて、アパートの所有者である当社が見積をお願いしたところ、
部屋から作業ができるようなら4万円(税別)、外からハシゴを掛けて作業するようだと5万円(税別)
とのことでした。(2023年6月現在)
この協会が窓口になって近隣の駆除業者が急行してくれるようでした。
役所は控え目に、お願いしてから1週間内には施工してもらえるだろうとのことでしたが、
その業者さんは翌日に作業していただけるとのこと。
さっそくお願いし作業は無事終了しました。
施工1週間後入居者さんに様子を聞いたところ、まったくダニはいなくなり、夜もゆっくり眠れるようになったとのこと。
安心しました。
すごい薬剤なのでしょうね。人体に安全なものであることを祈ります。
神奈川県下においては下にご相談されるといいようです