液晶やプラズマなど市場に登場時“壁掛けテレビ”としてデビューした薄型テレビが、
ある調査によると、ほとんどテレビ台などに直置きされていて“壁掛け”になっているケースは極めて少ないという結果があ
るそうです。
それは家の壁の構造によるものです。
32型でも10kg、40型になると15kgにもなるテレビを、ほとんどの家で採用されている内装材「石膏ボード」で支える
のは無理というものです。
あらかじめ新築時に、ここに○○キロのテレビを付けるから、としっかりした下地と、可能なら配線の管を設けてもらえたら
完璧なのでしょうが…なかなかそういうわけにはいきません。
石膏ボードは足で蹴っても穴が開いてしまうほどの柔らかいものです。
リフォーム業者に頼むのもひとつですが、失敗例もあるので紹介しておきます。
テレビ・人・窓が一直線に並んでいる場合…テレビに窓の風景が映りこんで画像が見辛くなります。
テレビを見る角度と逆の同じ角度にシーリングライトがある…これも照明がテレビに映りこみます。
ですので、実際に壁付けをする前に、仮に据えてみて昼夜で“たぶんこうやってテレビを見るだろう姿勢で”確認することを
お勧めします。