液状化は、水分をたくさん含んだ砂質の地盤が、地震によって強い衝撃を受けそれまで支え合っていた砂粒のバランスが崩れる事で発生します。
東日本大震災での発生範囲は過去最大級ともいわれており、危険度が低いとされていた地域でも被害が起きました。
この一因と考えられているのが「揺れの長さ」です。
阪神大震災では震度6~7で液状化が発生、長さが約15秒間だったのに対し
東日本大震災では震度4~5の場所でも発生し、揺れは1分間程度も続きました。
液状化が発生する地域の断定及び特定が非常に困難とされているのは、揺れの「長さ」と「強さ」を完全には予測できない為です。
千葉県浦安市でも非常に大きな被害を受けました。
ディズニーランド付近の道路のうねりやマンホールの突起を見た時にショックを受けた事を今でも覚えています。
現在でも完全には復旧されておらず、付近に行くと傾いた家や歩道のタイルが整備されないでそのまま残っている場所もあります。
つい最近もM7クラスの首都直下型地震の発生率が4年以内に70%という報道がありましが先日50%以下に修正されました。
漠然としていてこの数字をどのように理解すべきか悩んでしまいます。
結局はいつ起きてもおかしくないと理解するのがいいのでしょうか。
◆地震以外の自然災害、事故、その他の30年発生確率を見ると…
交通事故で死亡 0.2% 台風で死亡 0.007% 自殺 0.75%
交通事故の負傷 24% 大雨で死亡 0.002% 空き巣 3.4%
航空事故で死亡 0.002% がんで死亡 6.8% すり 0.58%
火災で死亡 0.24% 殺人 0.03% 強盗 0.16%
…となっています。
この確率だけで考えると大地震の確率が70%から50%以下に修正されても下がった20%の安心感は感じる事が出来ません。