三人寄れば文殊の知恵…というのは、さほど頭のいい人達じゃなくても、三人寄れば何かいい知恵が浮かぶもの…ということですが、
この場合は、とても頭のいい人達が三社寄って…という話です。
積水ハウス・東芝・本田技研工業がその三社です。
それぞれの得意分野を協力することで、次世代自動車とそれをとりまく社会システムを今、行われている東京モーターショーで展示しているとのことです。
得意分野…ということはそれぞれ、家、自動車、エネルギーとなりますが、
このケースでは、水素燃料電池が主軸になっています。
水素燃料電池とは電池のようで電池ではなく、小さな発電所のようなものです。
大昔に学校で水の電気分解というのをやった経験があったような無いような…ですが、
水(H2O)に電気を加えて、水素と酸素を取りだすことをしましたが、それを逆にして、電気を取り出そうという装置です。
ですから、水素を供給して、空気中の酸素を利用すれば、化学反応で電気が作れてしまいます。
単3…とかの電池は使い捨て、携帯の電池は…充電してまた使う、でも、この水素燃料電池は、この2つの材料を与えておけば、ずっと発電するものなので、どちらかというと、家向きなのかもしれません。
電気は蓄えることがとても苦手なエネルギーなので、これはとてもいい仕組みかも知れません。
爆発を起こしかねない水素をいかに安全に扱えるかがカギになりそうです。