横浜といえば港。港と言えば行きかう船やカモメ…
ドラマなどで港が映ると、カモメが鳴いて汽笛が鳴り…となりますが、実際はあまりない光景です。
汽笛はしょっちゅう鳴らすものでもないし、カモメも四六時中鳴いているわけではないので。
で、その船の汽笛には意味があるのご存知でしたか?
船は1秒ほど鳴らす短音と、5秒ほど鳴らす長音を組み合わせて使います。
コンテナ船やタンカーなどの大きな船は特に、止まっているのか、動いているのか、
前に動いているのか、後ろに…というのが一見してわかりませんよね。
近くの船に、これから動きますよ~、進む方向を変えますよ~というのを汽笛で合図するのです。
また、霧の中だったり、自分の進む方向に危険な船があれば、危ないぞ~という意味で鳴らします。
みなさんがよく耳にするのは3回、ぼーっと鳴るものではないでしょうか?
これはよく停泊している船がバックで出る時ですね。
ギアをバックに入れて動き出す時に鳴らします。
横浜では、気にしていると結構遠くでも汽笛が聞こえることがあります。
ここ南区白妙町は、港から3キロ弱なので静かな時は聞こえます。
新年の午前零時にも、港の船が一斉に汽笛を鳴らして新年を祝いますが、除夜の鐘の音と合わさって
なかなか横浜らしい空気になります。
最近の船用のレーダーは、衝突を防ぐための工夫がされていて、汽笛を鳴らさなくても手元で周りの船がどう動いているのか
わかるようになっているので、汽笛を聞けるチャンスはますます減っていきますね。
ちなみに、汽笛は大きな船ほど低い音となっています。
ディズニー・クルーズ・ラインの汽笛…聞いたことありますか?
衝突予防のためだけでなく、こんな楽しい汽笛もあるんですね。