1887(明治20)年、横浜に日本最初の近代水道がイギリス人「ヘンリー・
スペンサー・パーマー」の指導により創設されました。
相模川と道志川の合流点(現・相模原市津久井)から横浜の野毛山の貯水場
まで約44キロを鉄管や資機材の運搬にトロッコを使用して、水道管を敷設
しました。
運ばれた水は、浄化され桜木町や関内方面へ供給していました。
管の中央にはブロンズ鋳造でできたパーマーさんのレリーフが取り付けられています。
この野毛坂の地下には、当時のイギリス製水道管が埋設されていて、今も働き続けています。
神奈川県横浜市中区野毛町3-160-4 ちぇるる野毛裏 野毛三丁目公園内に記念碑があります。
また、約10年前に横浜水道が完成した1887(明治20)年から150年間にわたって、
横浜市民に水を供給し続けてきた日本最古の水道管の一部が、横浜市保土ケ谷区星川で
掘り出され一部を水道記念館(保土ヶ谷区川島町)に保存されています。