テレビはインターネット以前の時代程、広告収入が得られなくなったという話を聞いて久しいですが、
最近のテレビ番組を見ると、お金を掛けてないなぁ~というのがよくわかります。
そういう背景だからか、ギャラの安い芸人を使ったクイズや、グルメ番組ばかりです。
広告が取れなくなると、企業からただお金をもらうだけじゃなくて、お金の代わりにその企業を宣伝するPR番組を放映したりします。
先日も、不健康だった人が健康になった…という話かと思って見ていたら、モロ広告番組だったりして驚いたことがありましたが、今ではそれがひと目見ただけでは分からないようになっています。
たとえばニュース。
毎日いろいろなニュースが飛び込んでくるわけですが、そういうのと違って、特集を組む場合があります。
実はその特集…、企業からお金をもらって、その宣伝を兼ねて商品を密かに紹介しているケースもあるそうです。
ずいぶん前置きが長くなりましたが、
先日“これからは中古不動産だ!!”という特集をしていました。
何かと思ったら、大手不動産仲介会社が展開している、中古物件に瑕疵担保責任を会社が負う…というキャンペーンの紹介でした。
瑕疵担保責任…売主が知り得なかった隠れた欠陥に対して仲介会社が一定期間(一定の金額の枠内で)責任を負うというものです。
詳細はその記事に任せますが、このニュースを見た時に…これは広告だろ!?と思ったのは私だけだったでしょうか?
いいんです、不動産流通を促すものですから。
これが逆に、“不動産は急いで買うな”とか、“今は待ち”みたいなことを言われると賃貸住宅メーカーからの圧力か?と勘ぐってしまうのです。
真実が何であるかは、こうなったらどうでもいいです。
政権交代の流れで、産業を盛り上げてもらいたいものです。