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横浜市南区の不動産会社栄都

今の横浜があるのは、あるひとりの女性の・・・?

2012年4月2日 月曜日

私は横浜の小学校にわずか2学期しか在籍していなかったからか、横浜の小学生が必ず習うある人のとこに十年ほど前まで無知でした。

その人の名前は吉田勘兵衛(よしだ・かんべい)。今の、横浜の街があるのはこのかた(だけではありませんが)のおかげなのですね。

もともと、横浜の関内、中華街、横浜スタジアム、伊勢佐木町モール、そして阪東橋にある当社のあたりは入り海でした。

1656年(江戸時代)からこの地域の開発が始まりました。

開発は豪雨などで何度も挫折する難工事だったらしいです。

ここから先は言い伝えですが、
難工事ゆえに、職人は“海神様のたたりだ”と去っていく人も多くなったときの事、
勘兵衛は思案に暮れ「海神のたたりを鎮めるには、人柱を立てるよりない」と独りごとを言ってしまたようなのですが、それを聞いた下女

(召使い?)のおさんは人柱となり・・・つまり生きたまま…埋めたんですか?本当に?・・・のです。

その後は、どんな暴風でも堤は崩壊せず工事が進んでいき、今の街の文字通り地盤ができたのです。

その「おさん」は、人柱となった堰の位置にある日枝神社(ひえじんじゃ)に祀られていて、今でも毎年9月には日枝神社例大祭といった祭りでおさんへ感謝というか、鎮魂がされているのです。

戸建て住宅の地盤補強

2012年2月3日 金曜日

地盤はどうやって調べるのか

戸建住宅で、最も広く採用されているのがスウェーデン式サウンディング試験(以降SWS試験)と呼ばれる調査方法です。SWS試験とは?スクリューポイントを取り付けたロッドに1.0KNまでの荷重を加えて、ロッドがどれだけ地中に貫入するかを測定します。貫入が止まった後、ハンドルに回転を加えてさらに地中にねじ込み、一定距離を貫通させるのに必要な回転数を測定し、その結果をもとに地盤の強度を判断します。

地盤調査の結果、建物によって地盤改良工事の方法が変わります。

直接基礎で対応できない場合は、地盤補強工事を行って建物を安全に支えなければなりません。工法の選択では、安全性かつ経済性を考慮する必要があります。地盤補強工事を大別すると、軟弱な地盤そのものを固めてしまう地盤改良と、既製の杭を打設する工法とに分けることができます。地盤改良は硬質地盤でなくとも建物を安全に支持することが可能なので、戸建住宅の基礎補強では広く採用されています。土が固まらないような地盤の場合で支持層が確認できる場合は、既製の杭を支持層まで打設して建物を支持させる工法を採用できます。

下記工法が戸建て住宅を建てるときの代表的な工法です。

表層改良工法

 

柱状改良工法

 

小口径鋼管杭工法

 

べた基礎なのに浸水?

2012年1月9日 月曜日

新築のアパートの入居者を募集すると、契約が決まる順番があります。
傾向的にですけど。

1階は防犯上と、日当たりのことがあって特に女性には不人気なのですが、
最近は1階から埋まることもあります。
それはもちろん賃料が安いから。
入居者に敬遠されるぶん、安めに設定されることが多いのです。

写真と本文は無関係です

でも単身者用のアパートの場合、入居者の一日をイメージしてみると、
朝早く出勤して、返ってくるのはもう夜中。
太陽光がさしこむ時間帯は部屋にいない…という使い方になります。
ということで、日当たりを重視しなくていいのですけどね。

休みの日?
近くの日当たりのいいカフェでぼ~としていたらいいですかね。

それくらいに思っていましたけど、とんでもないことも起きたりするのです…1階は。
以前、前の会社で建築したアパートの1階の入居者からクレームが入りました。
湿気が酷いので見に来てほしいと。
北側の部屋だし仕方が無いんじゃないか…と思っていたし、

基礎はべた基礎で、浸水とは無縁…と思っていたら、そうじゃありませんでした。

なんと点検口を開けて見た光景は眼を疑いました。3センチくらいタプタプと水が溜まっていていたのです。

新築物件だったので、私ははじめ、配管が外れていることを考えましたが違いました。
工事担当者が言うには、基礎の底面と側面の継ぎ目(もちろん見た目にはわかりません)からの浸水だと。

私はそれまで、べた基礎ですから、底面と側面とは一体だと思っていたのですが、

底面をまず仕上げて、そのあと側面を造るので、一体のようで一体じゃない…というのです。

水が多く出る地盤に建てる場合、こういう心配と対策も必要ですね。

そういえば、この入居者からのクレーム、湿気が酷いというか、
「普通にしてて、布団が濡れるんですけど」というものでした。

施工が良くない一例です。
アパート経営するかたは、頭の片隅に置いておいてください。