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横浜市南区の不動産会社栄都

完成‼ドリームハウスで知った…こんなこともあるんだ~

2013年4月30日 火曜日

昨日、テレビ東京で“完成!ドリームハウス”を見ました。

2物件あって、ひとつは南足柄で斜面を利用した3階建て。もうひとつは、埼玉県桶川市の平屋。

どちらも施主のこだわりは“開放感”。
そうですよね、マンションに住めば、上下左右の隣の人は数十センチ先。
密集地の戸建なら、隣との距離は1メートルあれば御の字みたいな…。

“開放”を求める気持ちもわかります。

今日書きたいのは、桶川の方。

基礎を作る前の地盤補強工事の場面。

重機のドリルで掘って行くと出るわ出るわ、泥水が。
染み出てくる程度ではなく、ドボドボなんです。

工事業者も“これほど悪いとは・・・”と驚いていましたが、それを以前にも紹介した地盤補強工事のひとつ、
砕石を流し込み、RC杭に代えるという工法で改良していました。

砕石工法でもちゃんと強度も出るとのことですが、実際にやっているところを初めて見ました。

ただ、そこの地盤は、6m下がほとんど水なんですよ。
そんなところで大丈夫なのでしょうか?

上に乗る建物は平屋と言っても、ほぼRCと鉄骨造。
木造に比べ結構な重さになります。

後に調べましたが、桶川のあたりの地盤はズブズブみたいですね。
きっと江戸時代までは、沼地に葦が生い茂っていたか、田んぼだったところでしょう。

以前、同じ埼玉県の鳩ケ谷というところに行った時も驚きました。
地盤面と川面がほぼ一緒!

ちょっと雨が降ったらすぐ洪水になりそうでした。

その鳩ケ谷も川口もこの桶川も同じ荒川河川沿いの軟弱地盤のエリアです。

先の大地震でこの周辺でも液状化現象が起き、傾いている家が多いとのことです。
住民は造成をした市を相手に訴えを起こしているそうですが、
市も、そんな大地震は想定していなかったでしょう。地盤補強にはキリがないですからね。

ということで、液状化が起きそうなところは、もちろんその造成のしかたにもよりますが、
元々どいう土地だったのか?あるいは、最近は自治体やそのHPなどでボーリングデータを閲覧することができたりしますから不安な方は参考にされたらどうでしょう。

先日、当社が港南区で造成をした現場は逆に、重機のシャベルが入って行かないほどの硬さでした。
やっぱりこういう地盤の上に家ってあってほしいと思うのでした。

8/8 区画が出来上がったところで地盤調査

2012年8月10日 金曜日

コンクリート擁壁の型枠が取れて、そこに土を入れ、やっと区画ができあがりました。

販売用の土地らしくなってきました。

区画が出来上がったところで、次は地盤調査です。

スウェーデン・サウンディング方式。

なんでもスウェーデンではやっていないとのことですがこの際どうでもいいです。

なぜこの時期に…ということですが、

擁壁を組んで、整地できたところで、やっと、家が建つ場所がはっきりします。

調査は主に家が載る部分の4点と中央の地点を測定します。

場所によっては、擁壁のL字の上に載る場合もありますから、そういうところをはっきりさせます。

柱状改良の場合、家の四隅をはじめいくつか安定地盤まで掘ってコンクリートを流し込んで柱を形作ります。

掘って行った先がコンクリート擁壁のL字部分であれば、それはそれで安定しているのですから、改良もそこまででOKとなります。

とにかくやっとそれらしくなってきました。

土木業者の作業も段々と慎重になってきています。

建物の建築が間もなく始まりますが、全部いっぺんに…ではなく、5つあるうちのD棟からはじめます。

ただ、ちょっとスケジュールが押しているので・・・。

 

首都圏 地盤の固いところ

2012年4月5日 木曜日

先日の週刊誌に首都圏で地盤の固いところの表が出ていました。

どれどれ・・・?見てみました。

神奈川県では、川崎市宮前区、麻生区、

横浜市では、都筑区、港南区、青葉区、緑区、旭区、金沢区、磯子区、保土ヶ谷区・・・と。

ご存知の方はわかると思いますが、○○区・・・と言っても、悪い所と良い所がありますよね。
金沢区も磯子区も、港南区も。

金沢区のある住宅地は、「高級」で通っていましたが、高潮になると警報が鳴るそうです。
それまでは「高潮」で片付いていましたが、去年から「津波」が連想されるようになって、

とても「高級」で勧められなくなったと聞いています。
また、金沢区では液状化した部分もありました。

いちいち週刊誌ネタに噛みついてはいけないのですが、

ここ南区でも三春台や、永田台、大岡、清水が丘、別所、平楽あたりは、台地になっていて、
そこはきっと地盤もいいはずです。

「農業土地利用変遷マップ」というのがネットで見ることができますが、これがすごい。
明治時代の古地図に今の地図をかぶせて見ることができるのです。

明治時代に田畑だったから宅地として適さないかという全くとそんなことはありませんが、

「知ること」は大事かもしれませんね。

横浜市でしたら、市のホームページからボーリング調査の結果を見ることもできます。
自分の近くの地盤がどれだけのものか、数値でわかります。

でも・・・地盤や活断層を調べ、さらにプレートやマグマの動きまで調べると…
日本には怖くて住めなくなりますね。

地震が無いからと山口や島根の山奥に住むというのは…現実的じゃないような気がします。

もうこうなったら最悪の事態に「備える」しかありませんね。