東京都では、5年毎に人口に関する予測を発表しています。
2010年に実施された国勢調査の結果を受けて、2035年までの25年間の
人口を5年毎に「区市町村別」に予測したものです。
前回2005年の国勢調査後に作成された予測と比較すると、人口のピークが
2015年1308万人から2020年1335万人へとピーク人口が27万人増加し、
ピーク時期は5年後ろにずれ込んでいます。
東京都の総人口は、今後も増加を続けることになりますが、増加幅は徐々に
縮小して、2020年にピークを迎えたのち、減少に転じると予測されています。
ピーク時2020年の人口は1335万人となり、2035年には1278万人となります。
2020年までは社会増の増加幅が自然減の減少幅を上回ることで人口増加が続きますが、
その後自然減の減少幅が社会増の増加幅を上回り、総人口は減少に転じるとしています。
単純に、人口減少の中で東京都の人口が増えているという事は、地方の過疎化が
より一層問題になっているとも解釈が出来るのではないでしょか。
不動産業界にとってもこのデータに危機感を感じている方もいるのではないでしょうか。
地方の過疎化は、その自治体等がある意味街おこし的な政策を打ち出し人の流出を
押さえなければ東京都にかぎらず、地方から都会へという流れを食い止める事が
出来ないかと…思ったりします。