古い不動産業者さんに聞くと、不動産の仕事なんてものはセンミツ(千三つ)と言われていて、水商売みたいなもので…とおっしゃっていました。
センミツとは、千の話があったなかで決まるのな3つくらいのもの…という意味です。
それが今では、大学を出たてのピカピカのフレッシュマンが不動産の仲介営業で頑張っています。
きっと厳しい就職戦線を経て就職されたのでしょう。
ただ、何か違和感があるのです。サラリーマン的というか…当たり前か、サラリーマンなのですから。
何が違うかというと、そう、ギラギラしていないのです。
私の先輩たちはみんなギラギラしていました。儲かる話となると目の中に「¥」マークが映ってましたから。とても対照的です。
ギラギラしない理由はゆとり教育で競争をしないで育ったからかもしれませんが、
給与体系にあるのではないでしょうか。
不動産業者の基本は歩合制です。
決めれば天国、決まらなければ地獄…。
だから昔の不動産営業は押しが強かったのでしょうね。
ところが今は昔ほどではないですよね?
それは多くの大手の不動産業者が固定給制になったからかも知れませんね。
今の若い子にとっては固定給制の方が良いかもしれませんね。歩合制で3カ月契約とれなかったらさすがに続きませんものね。
厳しい就職戦線をくぐり抜けて3カ月でお払い箱…ではあんまりです。
だから、新卒向きの就職口ではないように思えるんですけど。
あ、大手はちゃんと研修をやってくれるのでしょうね。
社員にとってやさしい待遇は…経営者にとっては辛いものです。