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横浜市南区の不動産会社栄都

ボーナスはローンの返済に充てない…という結果

2012年5月27日 日曜日

ニュースにある統計が出ていました。都内の不動産調査会社でアンケート(サンプル数300)を行った結果です。

「今年のボーナスのうちいくら住宅購入資金(頭金)に充てるか?」という設問に対して、

「充てない」が55.2%を占めた…というものです。
この数値を受けて、ニュースの見出しは
「住宅購入希望者の約6割が「ボーナスを住宅購入資金に充てない」でした。
もう少しこの割合は高いのではないかと思いましたが、
よく読むと「充てない」という答えには「ボーナスが無い」という回答も含まれていました。

「(お金はあるけど)充てない」のと「ボーナスが無い(から充てようにも充てられない)」とは大違いだと思いまして・・・。
アンケートというのはこれだから設問をきちんと作らないといけないし、
先日も書きましたように、統計というのはさじ加減でいくらでも表現ができてしまうのです。

それに東京の公務員相手に聞いたのと、秋田県で聞いたのとでは大違いのはずですし・・・。

ただ、サンプルが300と少なくはありますが、参考になったことはあります。
いや、これもわかっていたことではありますけど。

「今後、住宅ローンを組む際に、ボーナス時払いを前提とするか?」という問いに対して、
「ボーナスを資金計画に組み込まない」という回答が全体の75%ほどになっていたということ。

先行き不透明な社会の反映…と、これまた予想された範囲の結果でした。

ボーナス時になると、今ではどうかわかりませんが、一年に2回、札束を扇形に広げている写真が新聞に載ったものです。
これで公務員にボーナスが支払われたことがわかるようになっていましたが、
そういえば最近見ていない気がします。民間企業のボーナス事情に配慮したのでしょうか?
民間企業に勤めている多くの方にとって、ボーナスは給料○ヶ月分…はもはや当たり前でなくなっているのです。

住宅ローンを調べるのであれば、「当初金利優遇」も調べてほしかったです。
あれは入口を優しく、その後返済が段々苦しくなる購入者にとってとても厳しいプランです。
私はお勧めしません。
30年前みたいに、勤続年数が増えれば給料がスライドして高くなる…という状況ではないからです。

これだけ先行きが不透明だと選ぶは…固定金利型ですか?

何はともあれ、住宅ローンは、
(お金の)ある時に繰り上げ返済して1日でも早く金融機関とさよならすること…ですね。

金利上昇に備えよ パート2

2012年2月20日 月曜日

先日私がこの話題を書いていたら、週刊誌で「変動か固定かの潮目が変わる?」というような記事がいくつか出ていました。

読んでみましたが、どれも日本の国債の暴落が前提でした。

日本の国債は主に日本の金融機関が買っていて、他国のように、海外資本が買っている場合と違って暴落はしない…というかたもいますが、

ならば金利上昇に備えるべきなのでしょうが、さすがに週刊誌の記者も判断に苦しんでいるようで、
記事のオチは極めて方向性が無いというか、専門家がこう言っている…という記事を列記しているにすぎませんでした。
挙句には、「早期に返済することが重要だ!」って書いてある。返せるようならとっくに返しているって。
それに「時には大胆な決断が必要」って、…どうにでも取れる締めの言葉…。
読者はますます迷ってしまいそうです。
多くの場合、「頻繁に金利をチェックして、少しでも上がったら変動から固定に替えよう」…と思っているのではないかと思います。

先の週刊誌でもそう指摘されていました。
インタビューに答えている専門家も、「金利が上昇してから(の乗り換え)では遅い」のだそうで…。

そうですよね、変動型の金利が少し上がって、「よし、固定に変更だ!」と思ったら、固定型の利率が高すぎて躊躇するでしょう。
「これなら変動でしばらく様子をみて・・・」と言っている間に手遅れになってしまう…かも知れません。

かも…ですよ。

また、変動型の場合、利率が一気に上昇しても、毎月の支払がそのまま高くなることは、たいていありません。
それは安心していいのですが、利子が少しずつ減るものの、元金がなかなか減らない…ということが起きてきます。

それとちょっと見方を変えることです。

銀行は住宅ローンの保証料を取るなどして、ほぼ完全に損をしないようにしてきます。

そんな銀行が固定金利型というを商品をつくって販売している…と考えると、今の固定金利以上の金利になって、銀行が「大損」を被ることなんかあるのかなぁ~?と。

もしかしたら、マスコミを利用して金利の高い固定型に切り替えるムーブメントをつくっているの…かも知れません。

ご相談いただければ、その辺の突っ込んだ話もできると思います。

金利急上昇に備えよ! それとも様子見?

2012年2月16日 木曜日

金利・・・これから急激に上がる?

最近、仲間内でこんな話をすることがあります。
まさかと思うでしょうか?

ま、将来のことは神様しかわからないんでしょうけど。

それに一般的に言うと、金利が上がる頃には、景気が良くなって、給料が上がって、ボーナスも出て…と想像しますけど、
もうそんなことイメージできませんよね?

でも金利が上がるっていう根拠は何? どんなシナリオで?

それは…。

そうそう、今週号の週刊新潮にちょうどそんな記事が出てましたね。

 

私は経済学者でもないし、アナリストでもないので無責任のことは書きません。
ただ、仲間内ではそんなことも話されているということです。

金利はすなわち購入者の住宅ローンに直結するから切実です。

ちょっと前までなら、住宅ローンを組む人に対して、「変動金利型」をお勧めしていましたが、
そう断言していいのか?今は簡単ではありません。

今の超の上に超が付くぐらいの超低金利の中で「固定金利」で固めてしまえば、変動型のようにレートの上下につきあう必要もなくなります。

変動と固定の金利の差がどこまで開くか…が問題ですが、様子を見ているうちに…てこともあるので要注意ですよ。