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横浜市南区の不動産会社栄都

鉄骨造の心配ごと

2012年1月22日 日曜日

たとえば、親から相続を受けた不動産が、昭和55年築の鉄骨造…家も古びてるし、自分たちも住むつもりも無いから売るかぁ
…。
となった場合を想定します。

イメージ写真

その家は、つい最近まで親が住んでいたので、雨漏りも無ければ、ここのところの地震でも鉄骨ならではの安心感、ビクともし
ませんでした。

住もうと思えばリフォームして住めるし、建築費も当時結構したから、高く売れるかもしれないなぁ~…
くらいにお考えでしょうか?

実情はちょっと…いいえ、だいぶ変わってきます。

「鉄骨」がこの場合、問題です。

当時も今も、「鉄」は空気にさらすとすぐ錆びてきます。錆は素材の強度を落とすので、
それを阻止すべく「アスベスト」を吹きつけて対処しました。

ところがそのアスベストが今や悪者。
肺気腫という病気の原因になると言われています。

吹きつけのアスベストの場合、劣化してそれが飛散し、それを吸い込むのがいけないのですが、
昭和55年築となると、その劣化が心配なところです。

標準的な2階建ての住居…
木造でしたら、大体200万円前後で解体が出来てしまいますが、
鉄骨造…それもアスベストがあるとなると、プラス500~1,000万円かかると言われています。

家を大きなシートで覆って作業するだけでなく、他の素材と一緒に産業廃棄物にすることもできず処理する先も違うのだそうです。

不動産を相続したからといって、あまり喜べないケースですね。

それにしても当時当たり前だったアスベストを吹いただけでこんなことに…。