夕陽がなぜ赤いか、説明できますか?
それくらい当たり前すぎて気にもしていなかったことなのですが…
賃貸のアパートを建てている会社にいたころ、入居者からクレームがありました。
普通に使っているだけなのに、1ヵ月のガスの料金が夏の2倍くらい違う。
という内容でした。
プロパンガスはただでさえ都市ガスに比べて料金が高いので、気になるところなのでしょう。
ところで、夕陽がなぜ赤いかですが、
地表から紫外線をカットしてくれる貴重な大気圏の厚さが約100kmだとしたら
太陽があなたの上の方(昼間)にあるとき、あなたに降り注ぐ太陽光は100キロの大気圏を通って到達するわけです。
それが、陽が傾いて夕方になると、あなたから見て太陽光は100キロどころではなく、とっても長い距離の大気圏を通過して到
達します。
大気圏は紫外線をカットするので青い色の光がカットされた末に赤い色になって見える…というのがカラクリです。
光の屈折もありますが、簡単に言うとこんな感じです。
え?それとガスと同じ?
いえいえ、冬にガス料金が高くなるのは、もともと給湯器に来る水が冷えているので、
夏の終わりに設定した40℃に達するまでに余計温めなければならず、その分ガスを消費しているということなんですね。
当たり前といえば当たり前ですが、こんなクレームもあったものですから一応。