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横浜市南区の不動産会社栄都

偽装の源泉徴収票で住宅ローン審査を受けた結果・・・

2012年6月4日 月曜日

良くある事ですが、ご主人の年収だけでは希望ローン額に届かないと言うことで

奥様の収入を合算してローン審査を受けるケースがあります。

下記のケースでは、合算収入や借入れには問題が無かったにもかかわらず審査が

通らなかった事例です。

 

 

 

 

 

 

 

 

上記の源泉徴収票・・・何が問題だったのか?

詐欺になりますので、これは絶対にやってはいけない事ですが、この源泉徴収票は、

住宅ローンを通す為に作られた偽者の源泉徴収票であることが見破られているから

ということでした。

上記の源泉徴収票のどこから偽装と判明したかと言うと、夫婦はそれぞれ全く別の

会社に勤務しているのに、源泉徴収票の字体や文字の配列が全く同じ源泉徴収票で、

会社名と住所の記載だけが違うというものだったからだそうです。

これは、源泉徴収票はそれぞれの会社によって作成するものなので、このように全く

同じの源泉徴収票が全く違う会社から出るという事はまず考えにくいと言うことです。

万が一あったとしても、銀行は疑わしき案件は排除するという観念がありますので、

この源泉徴収票を持ち込んだ業者さんは、後日銀行から総合的判断で否決です

という事になったらしいです。

こんな偽装で審査が通ると思ったお客がいるのかと思いましたが、それを持ち込んだ

業者は偽装の源泉徴収票を見ても何の疑いもなく銀行へ提出したということになります。

万が一、偽の源泉徴収票を受け取っても一般の方は、源泉徴収票を見る機会は

年に一回が普通と思いますので違いなど理解できないのが当たり前かと思いますが・・・

しかし、仲介業者の方であればお客さまの源泉徴収票を見る機会が多々あるかと

思いますので、果たして偽装を見破ることは出来るのでしょうか・・・

勿論、最終的には銀行側で判断されればいい事なのですが・・・

この事例は、詐欺罪に当たりますので絶対に真似しない様に!

住宅ローン どこで借りる?

2012年6月3日 日曜日

インターネットの時代になって、昔では裏方でしかわからなかったことがあからさまになっています。

住宅ローンのことについても同様です。

常に、今、どこの金融機関の住宅ローンが有利(金利が安い)なのか一目瞭然です。
いいえ、そんなことはありません。
住宅ローンを選ぶときに大切なのは「あなたにとって(有利なのは)どこの金融機関なのか?」

です。

ネットでのランキングが上でも、あなたの条件に合っていなかったり、
ランクが下でも、あなたにぴったりの条件ものがあったりするものです。

お固い金融機関のことだから、金利はパンフレットに書いてあるとおり…かと思いきや、
ちょっとしたさじ加減で「優遇」を勝ち取れるかもしれません。

本当のことを言うと、お客さんが「いちげんさん」で銀行窓口に行くより、
私たち不動産会社は銀行といつも二人三脚ですので、私たちを介して銀行に相談を持ち込んだ方が、
結果良い金利(や条件)が勝ち取れたりするものです。

銀行にとって私たち不動産会社は「お得意様」ですからね。

ネットで調べてピンポイントでそこだけ狙う…のもひとつですが、
方法のひとつとして覚えておいてください。

ちなみに今日のランキングをみると、
1位 新生銀行、  2位 ソニー銀行、  3位 住信SBI、 4位 イオン銀行…

あれ?メガバンクはどこいってしまったのでしょうね?
そういえば、住宅ローンは「儲からない商品」と化してしまったら撤退するところが増えている…なんて記事が以前出てました。

ソニーも損保に生保に銀行に…すっかり金融機関なんですね。

ボーナスはローンの返済に充てない…という結果

2012年5月27日 日曜日

ニュースにある統計が出ていました。都内の不動産調査会社でアンケート(サンプル数300)を行った結果です。

「今年のボーナスのうちいくら住宅購入資金(頭金)に充てるか?」という設問に対して、

「充てない」が55.2%を占めた…というものです。
この数値を受けて、ニュースの見出しは
「住宅購入希望者の約6割が「ボーナスを住宅購入資金に充てない」でした。
もう少しこの割合は高いのではないかと思いましたが、
よく読むと「充てない」という答えには「ボーナスが無い」という回答も含まれていました。

「(お金はあるけど)充てない」のと「ボーナスが無い(から充てようにも充てられない)」とは大違いだと思いまして・・・。
アンケートというのはこれだから設問をきちんと作らないといけないし、
先日も書きましたように、統計というのはさじ加減でいくらでも表現ができてしまうのです。

それに東京の公務員相手に聞いたのと、秋田県で聞いたのとでは大違いのはずですし・・・。

ただ、サンプルが300と少なくはありますが、参考になったことはあります。
いや、これもわかっていたことではありますけど。

「今後、住宅ローンを組む際に、ボーナス時払いを前提とするか?」という問いに対して、
「ボーナスを資金計画に組み込まない」という回答が全体の75%ほどになっていたということ。

先行き不透明な社会の反映…と、これまた予想された範囲の結果でした。

ボーナス時になると、今ではどうかわかりませんが、一年に2回、札束を扇形に広げている写真が新聞に載ったものです。
これで公務員にボーナスが支払われたことがわかるようになっていましたが、
そういえば最近見ていない気がします。民間企業のボーナス事情に配慮したのでしょうか?
民間企業に勤めている多くの方にとって、ボーナスは給料○ヶ月分…はもはや当たり前でなくなっているのです。

住宅ローンを調べるのであれば、「当初金利優遇」も調べてほしかったです。
あれは入口を優しく、その後返済が段々苦しくなる購入者にとってとても厳しいプランです。
私はお勧めしません。
30年前みたいに、勤続年数が増えれば給料がスライドして高くなる…という状況ではないからです。

これだけ先行きが不透明だと選ぶは…固定金利型ですか?

何はともあれ、住宅ローンは、
(お金の)ある時に繰り上げ返済して1日でも早く金融機関とさよならすること…ですね。