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横浜市南区の不動産会社栄都

人口減少でも増え続けている東京都の人口

2012年6月12日 火曜日

東京都では、5年毎に人口に関する予測を発表しています。

2010年に実施された国勢調査の結果を受けて、2035年までの25年間の

人口を5年毎に「区市町村別」に予測したものです。

前回2005年の国勢調査後に作成された予測と比較すると、人口のピークが

2015年1308万人から2020年1335万人へとピーク人口が27万人増加し、

ピーク時期は5年後ろにずれ込んでいます。

 

 

 

 

 

 

 

東京都の総人口は、今後も増加を続けることになりますが、増加幅は徐々に

縮小して、2020年にピークを迎えたのち、減少に転じると予測されています。

ピーク時2020年の人口は1335万人となり、2035年には1278万人となります。

2020年までは社会増の増加幅が自然減の減少幅を上回ることで人口増加が続きますが、

その後自然減の減少幅が社会増の増加幅を上回り、総人口は減少に転じるとしています。

単純に、人口減少の中で東京都の人口が増えているという事は、地方の過疎化が

より一層問題になっているとも解釈が出来るのではないでしょか。

不動産業界にとってもこのデータに危機感を感じている方もいるのではないでしょうか。

地方の過疎化は、その自治体等がある意味街おこし的な政策を打ち出し人の流出を

押さえなければ東京都にかぎらず、地方から都会へという流れを食い止める事が

出来ないかと…思ったりします。

人口が増加した藤沢市、減ってる横須賀市

2012年4月10日 火曜日

今朝の新聞記事からひとつ。

4月1日時点の推計人口によると、藤沢市(41万5211人)が横須賀市(41万3401人)を追い抜いたというニュースが出ていました。

藤沢市といえば、最近武田薬品工業が同社の工場を閉鎖して大きな研究所ができました。
周辺の不動産業者に言わせれば「武田バブル」だそうで、
賃貸、売買需要が高まっているそうです。

話によれば比較的高額物件の取引がされているとのことでした。

一方の横須賀市は90年代前半に人口のピークを迎えましたが、その後は毎年千~2千人単位で減少していたとのこと。

横須賀は、もし戦争が起きたら真っ先に攻撃対象となるだろう米軍基地があります。
原子力空母の母港にもなっています。
でも、平和であればとてもいいところです。

横須賀というと東京湾側の追浜から横須賀中央、浦賀、久里浜のあたりを想像されるでしょうか。
たしかに、浦賀の造船所は終わってしまい、一時はゴーストタウン化してしまいそうな雰囲気がありました。
久里浜も、JR横須賀線の終点ということで、メリットは大いにありますが、
海からしばらく平坦な土地が続くので、津波には不利な印象があります。

ただ、相模湾側に秋谷や佐島という風光明美なところもあります。
ちょっと特殊な湘南国際村や佐島に京急が開発したなぎさの丘という住宅地もあります。

相模湾側のこれらのロケーションは昔から別荘を建てるエリアでしたが、今ではバリバリの通勤圏。
ただ、いずれも逗子からのバス便なので、時間が読めないのが残念です。

新聞を読んでいて気になったことがあります。
藤沢市が神奈川県の自治体の中で人口が4位で、横須賀を追い越した…という言い方。
どこの自治体が何位かなんて関係ないことだと思うのですが、それで勝った負けた…を感じるかたがいるとしたら…驚きです。
1位の横浜市は…偉いの?最下位の清川村だと恥ずかしいことなの?

順位なんかどうでもいいことですが、郊外から都心へ流入するのは、神奈川県に限ったとこではありません。
以前は地価が高くて住む所じゃなかった関内や横浜駅周辺にも、今では住める予算で買えるマンションが林立しています。

都市の地価の下落が招いた結果のひとつです。

同じ値段だったら都会の方が便利だからそっちに住む…自然な発想ですよね。
地価が変わるということはこいうことなんですね。