東急東横線「妙蓮寺」ここは駅前に大きなSCがあるわけでもなく、自然のままの佇まいを残すエリア。
物件はJR横浜線、菊名と大口の間に見えるので、「あ、あそこだ!」とわかる方もいるかもしれません。
ここには新築アパートを2棟建てる予定です。
結構、急な法面(のりめん)だったのですが、一旦崩して頑丈な擁壁をつくります。
地質学者なら調べてみたいきれいない地層ですね!
ある隣国の関係団体が所有するビルが競売に出されて、ある宗教団体がそれを競り落とす予定で動いていましたが、
資金が調達できずに目論見は外れてしまいました。
この建物は、東京のど真ん中にあるので、最終的に誰かが競り落とすことになるのでしょうが、もし、これが過疎化が進んだ田舎の土地建物だった場合、どうなるでしょう。
固定資産税の滞納など、様々な理由でその不動産が競売になることがありますが、
競売に出したのに、誰も手が上がらない(買いたいという人がいない)という珍しいケースもあるのです。
実はその場合、その建物に住んでいる人は、ずっと(競り落とされるまで)住み続けられるのです。
ところで、冒頭の団体が競売に掛けられた理由は、金融機関がらみでとても複雑なものでした。
日本では金融機関の不良債権は、税金で穴埋めしてくれるもの…というのをあてにしていたツケだったんですね。
ちなみに「競売」のことを、一般的には「きょうばい」と言いますが、法律用語では「けいばい」ということになっています。
不動産業界でも「けいばい」を使います。テレビでは「きょうばい」で統一されているようです。
不動産の引渡しはたいてい銀行で行われます。
なぜかというと、たいていの場合、住宅ローンを利用されるから、または大金が動くので安全をみて…ということですが。
住宅ローンを利用する場合は、住宅ローンとしての借入として、何千万円かが一旦購入者の「通帳に」入ります。
入ったお金を実際見ることはほとんど無いのですが、一旦通帳に入った何千万かのほとんどが、売主の口座に振り込まれます。
そして同じく借入したお金の中から仲介業者への手数料や、司法書士への報酬など百万から数万単位の振込や現金が引き出されて購入者様がそれぞれ手渡しします。
すると、通帳には…ほとんど残って無い…ということになりがっかり…(笑)
代金をもらった売主、仲介業者や司法書士はその場で現金を確認して領収書を渡します。
こういったとっても機械的なお金の振り分けをするのですが、
そのお金が出てくるまで、早い時は20分程度、遅い時は2時間ほど待たされることがあります。
決済は、銀行の一室を借りて、そこで作業をするのですが、
まず、司法書士が委任状やらいろいろ書類を説明して、これで今日の決済できますよ、ということになったら、
仲介業者がたいてい用意している振出伝票や、振込伝票に名前を書いたり、銀行届印を押したり、
そうして一式を銀行の担当者に渡すと、その微妙な時間がスタートします。
なぜ微妙というかと言うと、本当に待つ以外何もやることが無いからです。
だからその時間が短い方が助かるのです。
物件のことなど、1つ質問があれば、長くても10秒もあれば回答できてしまいます。
最長で2時間!です、世間話で場を和ますのは結構大変です。
仲介業者だった頃は、とにかくいろいろ話題を考えましたよ(笑)
売主側になってその場にいると、仲介業者さんの大変そうなところを見れて微笑ましいです。