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横浜市南区の不動産会社栄都

私鉄6社、本業より不動産業?

2012年6月9日 土曜日

今朝の日経によると、大手私鉄13社のうち、6社が、

本業より不動産事業による収益が上回る…という状況にあるとのこと。

 

それは肌で感じるところがあります。

地元を走る京浜急行。

京浜急行線は、今の川崎で事業を開始しましたが、その後北へ、南へ路線を延ばしていきました。
その際に延長する予定の土地を押さえていったのでしょう、三浦半島のあちこちに「京浜急行」の所有地があります。

私が子供の頃(40年前)は、今の京急逗子駅からず~っと葉山を経て南に延ばす計画や、今の終点、三崎口駅からさらに南に延ばす計画 がありました…確か。

 

4~5年前には葉山の南に位置する佐島というリゾート地に「湘南佐島なぎさの丘」という667区画の大規模な宅地を開発しま
した。

こんな田舎に…と戸惑いましたが、現地から横浜までの直通バスを設けるなど、京浜急行ならではのサービスを行っています。

売出を開始した当時は行ったものの、最近は脚が遠のいてしまいましたが、どれくらい埋まった(売れた)でしょうね。

 

京急はその他、磯子区に191区画の「パームヒルズ京急富岡」を開発し現在も発売中です。
このように電鉄会社が所有者となっている土地は大規模プロジェクトとして突如現れるのです。

京急の話ばかりになってしまいますが、

風光明媚な油壺には、油壺マリンパークがあるし、最近では由緒ある葉山マリーナの
経営権も持っています。

その他、平和島競艇、ソレイユの丘、ホテルグランパシフィック、観音崎京急ホテル…など様々、本業以外の事業を持ってい
るんですね。
不動産屋的には…葉山の御用邸近くに海まる見えでかつ、富士山、江の島を望む誰もが羨む土地がありましたが、
それも一帯は京急が持っていて独占的に販売していました。

土地を持っているということは強いですね。今も昔も。

 

ん?裏を返せば、土地を開発して分譲していかないと会社全体としての収益が上がらなくなってきた…という表れなのでしょうか?

オフィスの空室率

2012年6月8日 金曜日

以前オフィス家具の商社にいたので、新聞にオフィスの空室率がどうした…という記事が載ると自然に目に入ってしまいます。

でもこれはオフィス家具業界や関連企業にだけ関係しているニュースではなく、
まさに日本企業の“元気度”のバロメータともいえるでしょう。
不動産ニュース的にも、重要な数字のひとつとなるのですが、
驚いたことに、都内5区についての話ですが、

今年は、昨年の1.5倍の供給量・・・つまり、新築のオフィスが昨年の1.5倍もできているそうです。

ここのことろ、空室率が低下したという景気のいいニュースをあまり聞いていなかったので意外でしたが、
やはり賃貸住宅と同じで“新築プレミアム”があるのでしょうか?

 

いいえそうではないようです。
その記事によると、新築であっても、渋谷ヒカリエは満室なのに対して、他では空きが目立ったりと…、
単に“新築だから”ということではなさそうです。

ビルのオーナーも賃料設定に困ることでしょう。
既に入っているテナントから、値下げ交渉があるかもしれません。

かたくなに交渉を拒んでもいられません。
きっと新築物件も、競争力のある賃料をつけてきているはずです。
新築でこんな賃料なら、そっちに移ろっか?という微妙な差になっているのではないでしょうか?
人気が無くなったし、設備も古くなったから建てなおそうか…と思っても
普通の木造住宅と違って、高層ビルは建てなおそうとすると大変な手間と額になります。

いっそのこと爆破?

それをやってのけたのが、ニューヨークの9.11ワールドトレードセンター・・・と、

これは都市伝説のひとつ…ですけどね。
謎が残る事件ですが、おっと話がそれてしまいました。

テナントが出てしまった末、居住用にリフォームしたビルにして成功しているケースもあります。

都会に住むという光景が普通になりつつありますが、
これも時代の流れなのでしょう。

オフィスの空室率は、新築が増えた分、数字が高くなりましたが、

「率」で全てを語ることはできない・・・そういうことですね。

きわどい不動産広告

2012年6月4日 月曜日

まだ、このような広告に…言葉は悪いですが、引っかかってしまうかたがいるんだなぁ~ということで、

不動産の広告についてお話しします。

一例ですが、こんなものがあります。

「お宅のご近所(☆☆丁目)で大至急!土地を探しているお客様がいます。○坪で□□万円~△△万円で購入を希望しています。
見積り無料、秘密厳守、至急ご連絡ください」
○×不動産株式会社 担当:□△ 顔写真つき…。

きっと一度は見たことあると思います。

これをご覧になった☆☆丁目の皆さんは、きっと、
「あ、うちの辺りって、大体こんな坪単価なんだ~」と思うはずです。

さらに、
「え、うちって、まさに○坪じゃん、だとしたら、△△万円はないとしても、□□万円(という高値で)買う人がいるんなら、売却を考えちゃおうかなぁ~」

 

ここまで具体的に考えられたかたは、すっかり広告の壺にハマった証拠です。
こういう広告のすべてがそうとは言いませんが…
どうか、上に書いたように胸が希望でドキドキしたかたはオレオレ詐欺に引っ掛からないようにご注意ください!
大手(の不動産会社)だからそんな(騙すような)ことするはずがない?

広告に書いてあるんだから、そういうお客がいるに違いない?

そうお思いでしたら、一旦深呼吸をして落ち着いて下さい。

 

 

あくまでも広告。広告ですからね!

歯磨きでTVのCMどおり、白い歯になりましたか?

食器洗剤の広告どおり、肌が荒れることなく、油汚れがきれいに…なってますか?

夜中にやっているテレビの実演販売の商品で、「個人差はある」と言いながらも、同じ器具を使って同じように痩せられましたか?

育毛剤使って広告どおり生えてきましたか?

 

広告はあくまで広告なんです。

 

不動産の広告がどういう理由で上のような内容にしているのか、
ここでは怖くて話せないので、お会いできたかたにだけこっそりご説明さしあげます。
あなたの不動産の売却というとても大事なことなので、売却を真剣にお考えの方は、
その広告にどっぷりハマる前に、ぜひ一度ご相談ください。