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横浜市南区の不動産会社栄都

家を持つということ その6 (シリーズ最終回) ~かわいがってあげてください~

2012年3月10日 土曜日

以前、関西で何か憶えていませんが、買い物をしたときの話です。

私が商品を受け取ったところ、男性店員が…
関東のお店ですと、「ありがとうございました」とか「またお越しください」とか言うところ、

「かわいがってやってくださいね~、どうもおおきにぃ」・・・と。

男性が「かわいがって」というギャップ、「おおきに」という関西独特の客との距離感の近さに一瞬腰を抜かしかねましたが、とても感心しました。

生命の無い工業製品に対して「かわいがる」…という発想は関東ではあまり無いのではないでしょうか?

なんでも形あるものは「そのまま」にしていると廃れていってしまいます。

家もそうです。

例えばメンテナンス・フリーと言われているサイディング材も、継ぎ目のコーキング剤の劣化をメンテナンスしないと浸水しかねません。

外に木部があれば、塗装で風雨や紫外線からの劣化を防がなければなりません。

フローリングも、そのままにしていると、色があせて表面が剥がれてきてみすぼらしくなってしまいます。

トイレの便器も風呂桶も常日頃から掃除すれば、何十年経ってもきれいなままです。
いざという時は交換・・・という手もありますが、大事にすればするほど、家は寿命が延びてあなたの心遣いに応えてくれます。

私は木造住宅に住んでいます。
屋根にはスレートが使われていますが、これも当然劣化します。
以前、かかりつけのリフォーム屋さんと話をしていて、全張替えか、塗装で延命するか…とアドバイスされ、
今回は塗装にしました。

給水管も交換時期にきているようです。

マンションは大規模修繕という大イベント計画的に行われますが、一戸建ての場合はオーナーが計画を立てなければなりません。

そうしてちょこちょこと手を加えて行くと、だんだん愛着もわいてくるというものです。
すると、修理が大変…というより、かわいがる…ということがじわじわと実感できるようになります。

私個人的にそう思うだけじゃないか?ですって?
疑問に思われるのであればぜひ試してみてください。

あなたのマイホーム、どうぞ末永くかわいがってあげてくださいね。