先日のニュースで、イオンが大手小売業では初めて不動産投資信託(REIT)で資金調達するということが出ていました。
まず、リートはもうだいぶ認知されてきたと思いますが、ご存知でした?
Real Estate Investment Trustの頭文字をとったものです。
私は“投資信託”と名が付いただけでスルーしてしまうのですが、資金を調達する側から見れば、魅力的なシステムかもしれません。
まず、リートがどういうものか・・・ですが、
投資家から集めた資金で不動産を運用し、賃貸料、売却益などの収益を分配する商品です。
証券取引所に上場され、株式と同じように売買することができます。
米国では1世紀以上の歴史がありますが、日本では2001年9月からはじまった取引です。
普通の不動産投資と違い、売り買いが自由なことと、上がりそうな物件とそうでない物件とで株価…のようなものが変動するということです。
イオンはこれでまず3,000億円を最終的には1兆円を調達する…と言っていますが、
それだけイオンのショッピングセンターに投資する人がいるんです・・・かね。
そもそも、投資信託と聞いただけでスルーするという私ですが、なぜかというと
株式や債権の投資信託で“ゴッツゥ儲けた!”という話を聞いたことがないからです。
人は儲けた話をせず、とかく損した話しばかりするもの・・・ですけど、
あまりにも無さ過ぎです。
お金を投資のプロに預けて損した話し…ありますよね。そうAIJ。
あのように裏でどう使われているかわからないのです。
投資家はお金を出すだけ。(本来なら)リスクを負って働いている人はボランティアじゃありませんから、
そこに取り分があって当然のこと。
それだけ見ても投資家にお金が戻りにくいシステムだと思うのですが…。
さらに、運用実績で嘘の報告書だされてしまってはもう・・・。
だから私は信用しないのです。
最近の空室率、賃料の下落の状況を考えるとさらに意欲を削がれるのですが…。
投資は各自の責任において行ってください。