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横浜市南区の不動産会社栄都

リバースモーゲージ 脚光再び

2013年8月2日 金曜日

リバースモーゲージとは、住宅ローンを支払い終えた不動産に対して、それを担保にお金を借りる、というローンのことをいいます。

以前の日本ではあまり注目されなかったシステムですが、二つの要素が最近の注目度を煽っています。

 

①子供には財産を残さない…という考えかた
以前は、子供に多くの財産を残すことが親の使命のような時代がありましたが、今ではその意識も変わったようです。

②自分の老後のため
以前は、年金がきちんと出て、預金とともに悠々自適な老後を…というのがゴールでしたが、年金があてにならないのと、老後の費用が予想以上にかかることから現金の用意が必要になったようです。

ただし、リバースモーゲージも万能ではなく、リスクもあります。

それは、このしくみを利用して、お金をもらったが、予想以上に自分が長生きしてしまった場合、
もう、どこにもお金を借りることが出来る口はありません。

サラリーマンの方は特に、若いころから、計画を立てることが大事なようです。

リバースモーゲージ  みずほ銀行が7月から

2013年5月20日 月曜日

今朝(2013年5月20日)の日経新聞の記事から。

みずほ銀行は7月から、戸建て住宅の土地を担保に融資するリバースモーゲージの取り扱いを始めるとのこと。
これまでは、各地方の信用金庫や、東京スター銀行などが取り扱っていましたが、メガバンクが取扱を始めることで、他の銀行も扱い始め、消費者もより親しみが増すことになります。

リバースモーゲージとは、簡単に言うと、今ある不動産を担保にお金を借りるという商品。

家を建てたが、子供たちが独立して、夫婦が二人で歳をとっていくと、老後の蓄えがどうの…ということになります。

大昔なら、長男が老夫婦の面倒をみる役目を担っていましたが…今はそうもいってられないようです。

亡くなった後、不動産を相続するとなると、例えば兄弟で喧嘩になったり、いろいろ煩わしい問題が起こったりします。
あるいは、夫婦が存命中に必要に迫られて現金を出そうにも蓄えが無い…という場合に使えます。

対象は、当然ですが①住宅ローンを完済していること ②55歳以上

土地を担保にして評価額の50%を上限に融資されるとのことです。

不幸にもリバースモーゲージの契約者が亡くなってしまった場合、その不動産の所有権は銀行が持つことになります。

それを担保にお金を借りたのですから当然ですが。

亡くなった後に、その不動産を評価額の50%(の安値)で買取られた…ということと額面では同じですが、時間軸を考えると場合によっては貴重な商品となります。