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横浜市南区の不動産会社栄都

健康になる家 不健康になる家

2012年5月14日 月曜日

少し前に、テレビでやっていたことなのですが、主婦が毎日こなしている家事は、結構たいした運動量になっているとか。

しゃがんだり背を伸ばしたり、自転車で買い物に行ったり…そういえばスポーツクラブで機械相手にやっている運動って、
その機械が無くてもある程度家にあるものや、他の運動で代りができたりしてしまうものです。

家事をやっているときは家事に集中しているでしょうから、少しだけ体の筋肉に気を使えばクラブで運動しているくらいのことをやってしまうかもしれません。

ただ、最近はそんな運動をやらせまいとする家電や商品が続々登場しています。
食洗機はお皿を洗ってくれて、全自動洗濯乾燥機は洗濯物を干す作業を省略できたりします。

大根おろしはフードプロセッサーであっという間ですし、お米を研ごうと思ったら無洗米だったり。

あまり便利に、そして快適にし過ぎると、足腰に限らず身体中弱ってしまいそうなものですが・・・。
一方、住宅の話。
今、当社で販売している土地は、カースペースから敷地に入る際に、十段ほど階段を上るのですが、
残念なことに、階段と聞いただけで「No」というお客様が中にはいらっしゃるようです。

葉山の山奥のように家にたどり着くまで何百段もあるのでしたら、それもアリか、と諦めがつくのですが、
十段程度で却下してしまうのはとってももったいない気がします。

通路部分を除いた土地が50坪程度があれば、庭で野菜もつくれるし、BBQエリアをつくってもいいし、その横でジャクジーを置くこともできます。
もしそんなことができたら、なんと贅沢なことでしょう。
今や15坪の敷地があれば家はじゅうぶん建ちますが、庭のある生活は望めません。

あの程度の階段は、スポーツクラブで鍛えていると思えばなんてことのない段数のはずですがね。

もったいない、もったいない。

健康は今やお金で買う時代のようです。
家の階段で(ただで)トレーニングできるのであれば、一石二鳥じゃないでしょうか?
それとも、お金を出してトレーニングしないと(運動を)やった気にならない…ですかね?

あまり早くバリアフリーを導入すると、バリアを越えられない身体になってしまう…と元気な年配のお客様の意見をきいたことがあります。
どうお考えになりますか?

バリアフリーは、あたりまえ?

2012年2月11日 土曜日

バリアフリーは、今やスタンダードで、新築の戸建てになると、

風呂もサッシもバリアフリー仕様になっているものが多くあります。
さすがに玄関には段差(あがり框(かまち))がありますけど。

その玄関も、マンションとなると段差もかなり低くなっているように思えます。

さてそのバリアフリー、私の80歳になる父を見てて思うのですが、
一度バリアフリーに慣れてしまうと、ちょとした段差につまづくようになります。
膝を上げる動作をしなくても移動できてしまうからでしょう。

人間ある程度のバリアが無いと、それに慣れた体になってしまうのではないでしょうか?
酷かもしれませんけれど、お年寄りも筋力をつけておかれた方が生活の質が高まるのではないかと思います。

福祉住環境コーディネーターという資格がありますが、その辺どう考えるのでしょうね。
さすがに車いすの生活になると、段差はNGですが。

そういえば、公園にある遊具はどんどん様変わりして、私たちが子供の頃普通に遊んでいたものでも“危険だから”と撤去されています。
当時、危険じゃなくてなぜ今危険なのでしょうね?

体力も抵抗力もオツムも、文明の発達によって衰えてしまったのでしょうか。

バリアフリー、老人施設ではあたりまえでしょうけれど、

行き過ぎると弱い人間をわざわざつくりだしてしまうという変な設計思想になってしまうかもしれませんね。

家内いわく、段差が無いと掃除がしやすいって?  うむ、そういうメリットがあったか…。