投資用のアパート・マンションを建築する場合、これからのトレンドはどうなるのだろうとよく考えます。そのひとつが「女性専用」だったわけですが、どうもぱっとしませんでした。
理由は先に書いたとおりです。
もうひとつ、「セキュリティー」にも注目しました。
犯罪が多いですからね。
アパートでありながら、エントランスがあって、誰でもかれでも玄関ドアまで来ることはできません。
インターフォンで相手を確認してからエントランスの解錠をします。
敷地の周りには赤外線のバリアがあって、もし泥棒が柵を乗り越えてくると感知するようになっています。
万が一、泥棒がそこに侵入したとしても、玄関ドアは電子錠になっていて、針金でコチョコチョする穴すらありません。
万万が一、泥棒が部屋に侵入したとしても、センサーが感知してアラームが鳴ります。それと同時にあらかじめ設定されている電話番号に自動的に発信して、部屋の物音を聞く事が出来たり、泥棒に声で威嚇することができます。
…とここまで書くとすごいのですが、扱うのは全部人間。
面倒くさがり屋さんは、警報の電源をオフにしてしまうし、しばらく使わないと、どの機械が何なのかわからなくなってしまいます。
さらに自動的に電話が…といっても、固定電話に加入しないとできないサービスで、せっかくの機能でしたのに使われるケースはほとんどありませんでした。
入門の手続きが厳しくなったことで、宅配の配達のたびに、エントランスに取りに行かなくてはならなくなりました。
これは、結構不評でした。
かといって、宅配のお兄さんのかっこして泥棒に押し入るのはよくある手口なようで、我慢してもらいました。
家に帰ると、何かちょっとしたものが無くなっていたり、玄関ののぞき穴が壊されていて、外から丸見えだったり。
怖いですね。
ちなみに玄関ののぞき穴は丁寧に壊して、中のレンズを取ってまたカバーをかけてしまうと、入居者は異常に気付きにくいのだそうです。
もしあなたが投資用のアパートを持つとしたら、セキュリティーを取るか、入居者の利便を重視するか…?
どう考えますか?