‘5-会社概要’ カテゴリーのアーカイブ

横浜市南区の不動産会社栄都

家を持つということ その3 ~あなたも現場監督~

2012年3月5日 月曜日

建売住宅を「建てる前に」購入した友人が、こんなことを話してくれました。

自分はできるだけ多くの時間、建築現場に行っていた。最初は眺めてるだけだったけど、そのうち大工さんと仲良しなって簡単な作業をやらせてもらえるようになった。
それでわかったのは、自分の家と、同じメーカーが造っている隣の家とは全然違ういいモノになった…やっぱり、建築現場を見なきゃダメだね~。

・・・って。

ちょっと怖い話ですよね。他が欠陥というわけではないのですが、「(一緒に建てたものの中では)よりしっかり」造れたそうです。

以前、欠陥住宅が社会問題になりました。
建築会社が適当なものを造っておいて、さっさと倒産。
施主(買った人)は無償修理の依頼も出来ずに泣き寝入り…これに消費者はビビりました。
イヤホーンひとつ買っても保証書があって、壊れたら1年は保証してくれているのに、家には…と。

そんな背景があって、住宅瑕疵担保履行法というのができて平成20年から欠陥建築を建てた業者が倒産しても、保険でカバーしますよ、ということになりました。
これによって、業者は造る前に保険料を支払うことになり、どっちにしてもお金のかかることになりました。

消費者は、もしこの業者が倒産しても…と保証が出来て安心かもしれませんが、安心…ですか?
実際倒産でもされたら、工期は遅れる、窓もドアも無い状態で雨ざらしになる…等、あなたを不愉快にさせることがたくさん起こるでしょう。

倒産がわかっている会社は、施主であるあなたから、いろいろ名目をつけてお金の前払いを請求してくるでしょう。
そうなったら気をつけなければなりません。

でも、たとえば毎日現場に足を運んでいれば、そういう万一の情報も入ってきやすくなるというものです。

そういった万一のことが起こってはいけないのですが、
自分や自分の大切な家族が住む家です!釘一本打つのも、建具ひとつ着けるのも丁寧に慎重にしっかりやってほしいものです。

あなたが大工さんといい関係をつくれたら…大工さんも人間です、きっとあなたの期待に応えてくれると思います。

ヘルメットに二重線はなくても、あなたがあなたの家の現場監督になれるのです。

雨漏りの原因

2012年3月5日 月曜日

建物の立地条件によって、どこからでも雨漏りは起こります。

「雨漏り」=「屋根からくるもの」と考えていないだろうか?実はそれは大きな間違い。

多くの人は屋根を修理すれば大丈夫だと思っています。天井・壁・サッシなどいろいろなところに原因が。

「上からくるもの」という考えを捨てて原因をしっかり見極めないと、

「上を直しても直しても漏れる…」なんてことに・・・

屋根以外からの侵入というのはよくあるケース。知らぬ間に漏水し、

いつのまにか家中を腐らせてしまう可能性もあるのが雨漏りの恐ろしいところ…。

ただ屋根の修理をするだけでは対処しきれない

  • 外壁のひび割れ
  • サッシの建て付けの不具合
  • 瓦・屋根材のズレ
  • 換気口
  • 換気口

雨漏りの修理をする前に確実に原因と範囲を突き止める方法として

赤外線診断を行います。どこから雨漏りしているのか?どこまで雨漏りしているのか?

先ずは正確に把握することから始まります。そのままにしておくと軒や柱が腐り、

大切な財産である家が使えなくなってしまう可能性があります。

一刻も早く雨漏りの修理を行いましょう  

不動産の売買取引で雨漏りがある物件は売主さんにとっては、安くなってしまいますので・・・

 

 

家を持つということ その2 “合理的?” 

2012年3月4日 日曜日

今、家を持とうと考えている方々は、年齢的に30歳前後でしょうか。

今から30年前というと、バブル経済の真っただ中。
物ごころついた頃はバブルが弾けた後で…ということになるのでしょう。

バブルのころは異常だったと思います。
値段の高いものはイイモノだ、という勘違いがまかり通りました。

建築資材も「こだわり」屋さんがいて、いろいろ大変だったことでしょう。

バブル後、贅沢なことをやっていると“バブリー”と揶揄されるようになりました。

建築業界もそれに対応したか、注文住宅で苦労しながら仕様を決めていくものより、
あらかじめ建てられたものを割安な価格で買えればいいじゃないか、
という合理的に物事考えるかたが多くなったのでしょうね、建売の新築が増えていきました。

肉は肉屋で、米は米屋で…より、大量仕入れで安くなっているスーパーマーケットで買う…という世代でしょうから。

ただ、前の回に書いたように、家づくりに合理性はマッチしないように感じるのです。

家づくりには面倒くさい作業がたくさんあります。
壁紙ひとつとっても、ピンからキリまであります。
柄モノが好きな奥さまと、無地が好きなご主人でもめるかもしれません。

でも、二人で住む家だし、好きで一緒になった訳ですから、
きっと、妥協点がみつかるものです。

そうすることで家にもっと愛着が出てくるものだと思います。
家は英語でhouseですが、houseではなくhomeになってはじめて「我が家」になるのではないでしょうか?

家庭が円満であることは、ご主人の仕事、奥さまの健康、子供さんがたの成長にとってベースですよね?
住んでいて気持ちのいい家はきっと、安心できる家庭のベースを築いてくれるのではないかと考えています。