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横浜市南区の不動産会社栄都

耐震基準のこと その1

2013年5月1日 水曜日

横浜だけのことではありませんが、昭和56年5月以前に建築された木造住宅は自治体が耐震補強工事などの費用の一部を補助してもらえます。(要件はいろいろあります)

これは、横浜市の建築企画課 耐震担当 045-671-2943へお問合わせいただきたいのですが…それに先だって…。

先に書いた「昭和56年6月」は建築物にとって大きな区切りになります。

昭和56年6月1日以前のものは旧耐震基準によって建てられたもの。それ以降は現在の基準によって建てられたものなのです。

56年6月1日以降に建築確認を受けた建築物…というのが正確で、

建築確認証を受けても、完成までに数ヵ月~半年ほどかかるものもあるので、もし購入を検討している中古物件がこのあたりの築年月だったら、建築確認済証を調べてもらえたらいいですね。

 

ただ、旧耐震基準といっても1971年(昭和46年)に一度改正されたもので、全く耐震に対する配慮が無かった訳ではないので、一応念のため。

昭和56年6月を境にした新旧の違いは、こう要約することができます。

新基準では、地震による建物の倒壊を防ぐだけではなく、建物内の人間の安全を確保することに主眼がおかれた。
旧基準の震度5程度の地震に耐えうる住宅との規定は、
新基準では『震度6強以上の地震で倒れない住宅』と変わった。

さかのぼって耐震基準というものは、日本が世界にさきがけてなんと1924年(大正13年)なんですね。
さすがです。

次回は、無料耐震診断などのサービスのことについて書きます。

完成‼ドリームハウスで知った…こんなこともあるんだ~

2013年4月30日 火曜日

昨日、テレビ東京で“完成!ドリームハウス”を見ました。

2物件あって、ひとつは南足柄で斜面を利用した3階建て。もうひとつは、埼玉県桶川市の平屋。

どちらも施主のこだわりは“開放感”。
そうですよね、マンションに住めば、上下左右の隣の人は数十センチ先。
密集地の戸建なら、隣との距離は1メートルあれば御の字みたいな…。

“開放”を求める気持ちもわかります。

今日書きたいのは、桶川の方。

基礎を作る前の地盤補強工事の場面。

重機のドリルで掘って行くと出るわ出るわ、泥水が。
染み出てくる程度ではなく、ドボドボなんです。

工事業者も“これほど悪いとは・・・”と驚いていましたが、それを以前にも紹介した地盤補強工事のひとつ、
砕石を流し込み、RC杭に代えるという工法で改良していました。

砕石工法でもちゃんと強度も出るとのことですが、実際にやっているところを初めて見ました。

ただ、そこの地盤は、6m下がほとんど水なんですよ。
そんなところで大丈夫なのでしょうか?

上に乗る建物は平屋と言っても、ほぼRCと鉄骨造。
木造に比べ結構な重さになります。

後に調べましたが、桶川のあたりの地盤はズブズブみたいですね。
きっと江戸時代までは、沼地に葦が生い茂っていたか、田んぼだったところでしょう。

以前、同じ埼玉県の鳩ケ谷というところに行った時も驚きました。
地盤面と川面がほぼ一緒!

ちょっと雨が降ったらすぐ洪水になりそうでした。

その鳩ケ谷も川口もこの桶川も同じ荒川河川沿いの軟弱地盤のエリアです。

先の大地震でこの周辺でも液状化現象が起き、傾いている家が多いとのことです。
住民は造成をした市を相手に訴えを起こしているそうですが、
市も、そんな大地震は想定していなかったでしょう。地盤補強にはキリがないですからね。

ということで、液状化が起きそうなところは、もちろんその造成のしかたにもよりますが、
元々どいう土地だったのか?あるいは、最近は自治体やそのHPなどでボーリングデータを閲覧することができたりしますから不安な方は参考にされたらどうでしょう。

先日、当社が港南区で造成をした現場は逆に、重機のシャベルが入って行かないほどの硬さでした。
やっぱりこういう地盤の上に家ってあってほしいと思うのでした。

脳科学を利用した家づくり

2013年4月30日 火曜日

脳科学者…という人が何人かテレビで活躍されていますが、

本当のところどうなんでしょうね。

テレビでは、何でもかんでも“衝撃的に””断言”することが大事だと言われています。
一方科学の世界では、よっぽどの裏付けが無い限り“断言”は禁じられます。

100人対象のアンケートで50人がyesと言って、調査の結果50% yesでした、と言うと即失笑されます。

テレビでは3人のサンプルで3人ともyesなら“100% yes”にしてしまいますからね(笑)

ま、それは置いておいて、
そういうことを前提に書きますが、先日のテレビで、その○○科学者が質問したこと。

勉強するときは、赤いペン立てと水色のペン立て…どちらが効率をアップさせるでしょうか?

答えは「水色」です。

水色は「(長時間)集中」するのだそうです。

陸上競技場のトラックも、以前は赤で「闘争心」を煽っていたのですが、今では集中力アップと、赤と比べて時間が短く感じるらしく、結果速く走れるようになるというのです。

へ~~、家の内装も、そういう知識をもって臨むと変わったものになるかもしれませんね。

経験則ですが、キッチンに青を用いているケースは滅多にありません。
それは食欲を抑えてしまうからといいます。
さあ、これから食事ってときに、箸が進まないのも…ね~。
痩せたい人にとっては良いかも知れません。

脳は人間の臓器の中で最も騙しやすい臓器のひとつらしいです。

イメージトレーニングや、薬のプラシーボ効果、サブリミナル効果、暗示や催眠術…みんな脳の感覚を利用していることです。

これを家づくりに利用したという話をあまり聞いたことがありません。

まずは勉強して自宅で実験してみたいですね(笑)