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横浜市南区の不動産会社栄都

ジャパニーズ アパートメント

2012年1月22日 日曜日

ここ横浜は港があったことでいろいろな物産が西洋から上陸した場所でもありました。
ハイカラとか舶来という言い方は日本製のものよりもゴージャスだぞ、という意味も含んで言われていたに違いありません。

昔の長屋

今でもおしゃれな雰囲気を演出するために横浜を訪れるかたも多いことでしょう。

脱亜入欧…ちょっと古い言葉ですが、読んで字のごとく、アジアを脱して西洋のものを取り入れよう…という思想が、
古くは明治時代から、具体的には戦後流行しました。

その結果、西洋のものはかっこいい、おしゃれ。日本のものアジアのものはダサい…という流れになりました。

彼氏から「おしゃれなところで食事しようね」と言われて「そば屋」を想像する女の子はいないでしょう。

アパートやマンションも、もともとカタカナだから西洋のものだったんでしょうか。

ま、西洋でいうマンションは、日本のそれと違ってとっても広いのを言うそうですので、
西洋に行って、「ワタシ、日本ではマンション住まいなんで…」と言った時には羨望の眼差しで…てことになることもあります

それは置いておいて…。

アパート、マンションに相当するものに、日本には長屋があります。

というより当時日本の庶民の住まいはほとんど長屋でした。
大きな家に住んでいるのは地主か農家…で。

実は長屋という建て方が今でも生き残っているのです。

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昔のそれとはもちろん違いますが、建築基準法で長屋は、共同住宅(いわゆるアパート)と区別して残っているのです。

共同住宅を建てるには避難通路を何メートル取れとか、道路に何メートル以上接していること…など、
いろいろな要件があるのですが、その土地がその要件を満たさない場合、長屋であれば貸室を設けることができるのです。

ベンツよりレクサス、フレンチのフルコースより和食、ドレスより着物、ダンスより日本舞踊、オペラより歌舞伎、
チョコレートより和菓子…

長屋も昔のものと違い、どんどん新しいデザインのものが増えてきています。
土地を有効利用できる長屋の将来に期待しています。

冬になると高くなるガス料金の怪?

2012年1月22日 日曜日

夕陽がなぜ赤いか、説明できますか?

なぜ赤い?

それくらい当たり前すぎて気にもしていなかったことなのですが…
賃貸のアパートを建てている会社にいたころ、入居者からクレームがありました。
普通に使っているだけなのに、1ヵ月のガスの料金が夏の2倍くらい違う。

という内容でした。

プロパンガスはただでさえ都市ガスに比べて料金が高いので、気になるところなのでしょう。

ところで、夕陽がなぜ赤いかですが、
地表から紫外線をカットしてくれる貴重な大気圏の厚さが約100kmだとしたら

太陽があなたの上の方(昼間)にあるとき、あなたに降り注ぐ太陽光は100キロの大気圏を通って到達するわけです。

それが、陽が傾いて夕方になると、あなたから見て太陽光は100キロどころではなく、とっても長い距離の大気圏を通過して到
達します。
大気圏は紫外線をカットするので青い色の光がカットされた末に赤い色になって見える…というのがカラクリです。

光の屈折もありますが、簡単に言うとこんな感じです。

え?それとガスと同じ?

いえいえ、冬にガス料金が高くなるのは、もともと給湯器に来る水が冷えているので、
夏の終わりに設定した40℃に達するまでに余計温めなければならず、その分ガスを消費しているということなんですね。

当たり前といえば当たり前ですが、こんなクレームもあったものですから一応。

不動産の解約条項

2012年1月22日 日曜日

普通に進む事柄でも、まず疑ってかかってちょうど…という世知辛いご時世になりました。

そういう流れでしょうか、賃貸物件を借りるときに交わす賃貸借契約書には、解約条項にこんなことが書いてあります。

借りている人は、これこれを守ってください。
もしそれらが守られなかったら、貸主側はこの契約を催告した後に解約することができます、と。

さらに、

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借りる側が、貸主との間でこれ以上契約を継続することが困難というような信用を害する行為があった時、貸主はは催告をした
後に解約できますよ

という内容の一文が載っています。
古い契約書には無い一文です。

期せずして、最近こんな相談を受けました。

相談者は、親から相続した中にマンションの1室がありました。
そこは現在月額75,000円で貸しています。
ただ、亡くなった父親とその入居者は家賃は値上げしないと口約束していたと…。

相談者は相場からいて格安になっていることもあるし、
煩わしいので売ってしまいたい。
でも、値上したい貸主の意思と折り合いがつかずにそのままになって
ついには入居者に値上げの通告をしたところ険悪な関係になってしまっている、と。

契約書を見せてもらいましたが、当時、何かから引っ張ってきた契約書のようで、
解約条項については一切触れてませんでした。

つまり、借主の主張がなんでも通る内容なのです。

決めごとには、(想定外でも)最悪の状況を考えてつくっておかないといけませんね。

そういう時こそ、信頼できるプロの不動産業者を活用していただいて欲しいですね。
知識もないまま戦いに臨むのは得策ではありません。