不動産表示…私たちがつくる「販売図面」のことですが、そこに書いてあることは信じられない、という方がたまにいらっしゃいます。
特に言われるのが、駅から徒歩5分!と書いてあるのに、実際歩いたら8分だった…とか。
広告上、11分と10分では大きく違ってくるので、微妙ならなるべく10分にしたいところです。
でも、これもちゃんと目を光らせている人がいまして…。
公正取引…じゃなくて、近所の物件を持っている同じ不動産業者です。
自分の物件より駅から遠いのに、駅からの徒歩分数が少ないとはけしからん!と当局に訴えることがあるそうですから、あまり間違ったことはできません。
さて、本題の帖(畳)数ですが、
お年を召した方には多いのが、「こんな小さい部屋、6帖のはずない!」というリアクションです。
ただし、不動産業者的には、0.9×1.8m=1.62㎡を1帖としています。
この0.9×1.8mが問題になるわけですが、
ちなみに、1帖……もっとも大きい京間では、0.955×1.919=1.832㎡
その次の中京間では、0.91×1.82=1.656㎡
そして、江戸間では、0.88×1.76=1.548㎡
さらに公団サイズとなると、0.85×1.71.445㎡
となっていますので、不動産表示の1.62㎡がさほど小さいものではないことがお分かり頂けると思います。
ただ、マンションでは今でも上の公団サイズが多く採用されているので注意しましょう。