‘徳ちゃん’ カテゴリーのアーカイブ

横浜市南区の不動産会社栄都

訪問販売員にとっておいしいお宅は・・わかる!?

2012年3月15日 木曜日

頭から物騒な話ですが、住宅関連の訪問販売で売っているものといえば…

リフォーム全般、アルミ製のベランダ、太陽熱温水器、床下換気、壁サイディング、屋根の葺き替え、白蟻退治、耐震補強、床下診断、屋根診断、ディスポーザー、浄水器、水のサーバー、火災報知機、消火器…他にもいろいろありそうです。

全てが悪いわけではないですが、気をつけましょう

先日それに詳しい友人から聞いた話ですが、訪問販売員はやみくもに家を訪問していないということでした。

あまりネットで打ち明けられない内容なのですけど・・・。
①まず、下見隊が各家々をくまなく見て歩きます。
下見隊員は、その中で「この家はイケる」という家を見つけます。

②それを本部にあげると、テレアポ隊がその家に電話をしていきます。

③テレアポで訪問のアポがとれた、または取れそうな客のところに初めて「営業マン」が訪問します。

彼らは「結構です!」を「購入します」と解釈するタイプの営業マンですから、日本語には気をつけないといけません。
買わない場合は「いりません」と答えましょう。
では、下見隊が「この家はイケる」…つまり「カモだ」と判断するのはどこなのでしょう?

あるものを見ると、「この家の人は落とせる(契約が取れる)」と分かってしまうのだそうです。

隠すことができるものなら隠してほしいのですが、隠せないものもあるようです。

それが何かはここで書きませんけど……もう答えを言ったようなものですね。

本当に良いものなら構わないのですが、訪問販売で売られているモノにロクなものはない…という説もありますし…。

なぜなら、多くの下見隊やテレアポ隊への給料、営業マンへ高額な歩合給を出さないといけないのですから…ね。
お気を付け下さい。

もし、強引な営業に押し切られたとしても、クーリング・オフが出来ることをお忘れなく!

地震への備え ~住宅の頭は軽く~

2012年3月13日 火曜日

東日本大震災から1年が経ちましたが、新聞紙上で防災に関する記事や広告が無いことがありません。

先日、住宅のある部屋に鉄骨を組んで地震に耐えようという商品が広告で紹介されていました。

木造の家を全部耐震補強するのでは、お金も時間もかかった上に、どの程度安全なのか不安なこともあるのでしょう。

もうこうなったら見栄えがどうでも、地震が起きても生き残っていることが大事になってきました。
なんたって、4年以内に70%ですからね!(私は信じていませんが)

移動が多い人は車にもちょっとした食料や防寒グッズなどを忍ばしておいた方がいいですね。

よく、屋根に太陽熱温水器をつけているかたがいます。
無料で水がお湯になるのですからとても便利な機械です。
ただ、屋根にとっては非常につらい状況です。

本来、屋根には瓦が載る重さしか計算されていないので、補強無しにあんなに重いもの(約200kg)を載せてはいけません。

載せているかたはお気をつけください。

我が家も、2階にあったピアノ(これも約200㎏)を1階に移動しました。
もう、弾く人もなく物置きカウンター状態なので、処分も考えています(悲)

耐震、免震、制震、断震…

2012年3月12日 月曜日

3月11日を過ぎ、地震のことを考えたいと思います。

以前は地震が来ても耐えうる建物を建てようという思想のもと、耐震技術が発達しました。
しかし限界を感じたのでしょう、
高層ビルは、免震といって揺れを構造体が吸収して建物全体として被害が無いようにしようという発想になりました。
最近のビルは、ビル自体がしなることで倒れずに済んでいるのですね。

横浜のランドマークタワー(高さ296m)は、安定地盤の上に載っている…のだそうで…。
あんなに高いビルが地下3階の駐車場から下は数センチのコンクリートの床程度しかないって信じられますか?
わざわざ倒れるビルなんて造りませんか。

ところが最近は、制震といって、揺れをコンピュータで制御してしまおうというものもあります。

そう、ちょうどジャイロで転倒しない二輪走行ロボットや倒れないセグウェイがあるように、

倒れようとすると反対側に倒れ…というように、揺れの方向をコンピュータで検知して、そのビル自体が揺れないように太い腕でビルを動かすのです。
大がかりな機械が基礎を動かすわけですが、ビルにいる人は、全く地震を感じないそうです。
(縦揺れには対応しているのでしょうか?)

さらに断震といって、揺れからビルを断ってしまおうという発想があります。
住宅関連でいえば、地震を検知すると同時にポンプで空気を吹き出し、家を持ち上げてしまうものです。
ホバークラフトと同じ原理ですね。

さらにさらに、免震の応用なのですが、深く掘った地盤に免震機能を持たせたビルを建て、下に水を注ぎ込みます。

すると、水の浮力を活かしてさらに効果を高められるのだそうです。
ここまで書くと現実的な人は、ビルがひとつ地震で安全だと言っても、インフラ(電気、水道、ガス)がやられたら意味がない…とおっしゃるでしょう。

と思ったら、ひとつの街を水に浮かせて…という発想もあるとのこと。

もともと日本列島は地震の多いところにあたります。

船で行くとわかりますが、東京から大島、三宅島…八丈島、小笠原、グアム、サイパン…と下って行くと、そこはずっと火山銀座。
日本列島自体も北海道から九州以南まで100もの活火山があります。

そんな国ですから、揺れないはずがない…くらいのロケーションなのです。

揺れでビルや住宅が倒れてしまっては大変なことですが、揺れと一緒に生きていかなければならないのもこの列島に住む私たちの宿命です。

いつ大地震が来てもいいように、備えをしておくのが賢明でしょうか。

4年以内に70%の確率で?
私は疑問に思いますが、後にそれが間違いだと東大のセンセイに怒っても仕方がない話です。
皆様それぞれの責任でもしもの時に備えましょう。