‘徳ちゃん’ カテゴリーのアーカイブ

横浜市南区の不動産会社栄都

うまくいく2世帯住宅のかたち 

2012年5月15日 火曜日

少し前、2世帯住宅のブーム…というほどでもないのですが、

世間で広告が目立つ頃がありました。
住宅展示場でも、モデルルームがそれ用がつくられていたり…。

ただ、最近は一転して2世帯住宅を頭から否定するかたが、業界内にも多いように感じます。

私のところは大成功!ではないものの、大失敗でもなく、なんとかやっていますので一言。

20坪程度のサイズの土地ではさすがになかなか実現できないのですが、40~50坪あれば可能だと思います。

ポイントは玄関を別にすること。そしてなるべく生活を分離することじゃないでしょうか。

私は、基本的には親の面倒は家族がみるべきだと思っています。

一方で、老々介護になる場合、話は別です。
お互いに人間らしい生活をするために、施設を考えるべきでしょう。

もちろん、いろいろな家族のかたちがあるので一概には言えませんが、
私が訴えたいのは、老人を“臭いものに蓋をする”ように扱ってはいけないということです。

これから老人の割合が多くなるというのに、
身内の老人を尊敬せずに、外で老人を尊敬する人が育つ訳が無いでしょうから。
ここのところの日本では臭いものに蓋をする・・・ことが多いように感じます。
蓋をしてもその対象はずっと“存在”して自然には消えないのに。

そして後になって現れて「あら~」ということになります。

福島原発もそうですよね?
事故は起き得ない、と事故という対象に蓋をしてしまった結果がアノ始末です。

先祖を大事にする気持ちは宗教に関係なく大事なことだと思いますが、
その気持ちを育てるには、身内の老人から始めるのがちょうどいいと思うのです。

2世帯住宅をつくったものの、うまくいかなかったケースももちろん知っています。
ただ、うまくいっているケースも知っています。
だから頭から否定してはいけないと思っています。

港南区に広くて明るい2世帯住宅に適した土地があります。
検討されてはいかがでしょうか?

健康になる家 不健康になる家

2012年5月14日 月曜日

少し前に、テレビでやっていたことなのですが、主婦が毎日こなしている家事は、結構たいした運動量になっているとか。

しゃがんだり背を伸ばしたり、自転車で買い物に行ったり…そういえばスポーツクラブで機械相手にやっている運動って、
その機械が無くてもある程度家にあるものや、他の運動で代りができたりしてしまうものです。

家事をやっているときは家事に集中しているでしょうから、少しだけ体の筋肉に気を使えばクラブで運動しているくらいのことをやってしまうかもしれません。

ただ、最近はそんな運動をやらせまいとする家電や商品が続々登場しています。
食洗機はお皿を洗ってくれて、全自動洗濯乾燥機は洗濯物を干す作業を省略できたりします。

大根おろしはフードプロセッサーであっという間ですし、お米を研ごうと思ったら無洗米だったり。

あまり便利に、そして快適にし過ぎると、足腰に限らず身体中弱ってしまいそうなものですが・・・。
一方、住宅の話。
今、当社で販売している土地は、カースペースから敷地に入る際に、十段ほど階段を上るのですが、
残念なことに、階段と聞いただけで「No」というお客様が中にはいらっしゃるようです。

葉山の山奥のように家にたどり着くまで何百段もあるのでしたら、それもアリか、と諦めがつくのですが、
十段程度で却下してしまうのはとってももったいない気がします。

通路部分を除いた土地が50坪程度があれば、庭で野菜もつくれるし、BBQエリアをつくってもいいし、その横でジャクジーを置くこともできます。
もしそんなことができたら、なんと贅沢なことでしょう。
今や15坪の敷地があれば家はじゅうぶん建ちますが、庭のある生活は望めません。

あの程度の階段は、スポーツクラブで鍛えていると思えばなんてことのない段数のはずですがね。

もったいない、もったいない。

健康は今やお金で買う時代のようです。
家の階段で(ただで)トレーニングできるのであれば、一石二鳥じゃないでしょうか?
それとも、お金を出してトレーニングしないと(運動を)やった気にならない…ですかね?

あまり早くバリアフリーを導入すると、バリアを越えられない身体になってしまう…と元気な年配のお客様の意見をきいたことがあります。
どうお考えになりますか?

不動産の共同購入  複数の共有名義

2012年5月12日 土曜日

昨日のニュースですが、尖閣諸島を東京都として購入するとした石原都知事に対し、中山石垣市長が共同購入を申し入れていたところ、

都知事は共同購入を断ったという記事が出ていました。

こういうニュースの書き方を見ると、都知事は協調性がないのではないか、と思うかたもいらっしゃるのではないかと思って。

 

不動産は取得時のいきさつ上、共有名義になることが少なくありません。
例えば夫婦でお金を出し合って購入するケースでは、出資額の割合がそのまま持分の割合になるからです。

その後も夫婦仲良く続けば、売却する時か、相続まで何も問題はないのですが、
そういかなかったときにはちょっと面倒なことになります。

一方、今まで仲の良かった兄弟が、相続のことでもめることはよくあることです。
親の面倒をみるのは当然といえば当然なのですが、
兄弟の誰がどれだけ介護に苦労しようとしまいと、法律的に相続は「平等」が基本なので気持ち的にも金銭的にも損得が発生してしまいます。

共有名義にすると、大きな決定は所有者全員の了承が必要になります。
もし一人でも「反対」と手をあげる人がいたら、その話は先に進められなくなります。

尖閣諸島も、共同購入は私もしない方がいいと思います。
名義人全員の意見が合わないと何も決められない状態をつくっておくっことは将来に不安を残すだけです。

なるべく名義はシンプルな方が、いざかという時に動きやすく、相続で残された方々にとってもうれしいことなのです。

尖閣諸島の件で東京都が寄付を募ったら、今のところ約4億7,000万円(5月11日正午現在)だそうです。
http://www.chijihon.metro.tokyo.jp/senkaku.htm
寄付したいかたはこちらへ