‘徳ちゃん’ カテゴリーのアーカイブ

横浜市南区の不動産会社栄都

二世帯住宅 「おおむね満足」

2012年6月2日 土曜日

私は二世帯の暮らしをしています。

でも、最近いろいろな業者さんから聞くところによると、二世帯は勧められないといいます。

そんな中、ひとつの調査結果が出てきていますので参考まで。

(株)住環境研究所が行った「同居・二世帯の住まいづくりと暮らし満足度」調査結果です。

目的:同居・二世帯の暮らし満足度と家族や建物実態、住まいづくりプロセスとの関係を把握すること
調査対象:2004~10年に注文住宅で建築した戸建住宅に住む同居・二世帯家族
調査方法:全国を対象にインターネットで調査
調査時期:12年1月
有効回答数:1,025件

それによると、設問の文言はわかりませんが、86%が暮らしに「おおむね満足」と回答したそうです。

最も多かった理由が、
建築の計画段階で不安や悩みごとを把握して、それらが軽減できるように進められたから
だそうですが、
それは注文住宅ならでは・・・のプロセスですね。

でも、その不安や悩みごとをどのように工夫したか…が参考になるかな、と思いましたので書いておきます。

①家族全員がそろって食事ができる場所をつくったこと
②一緒に過ごせるリビング
③一緒に料理が出来る広いキッチン

とありました。いかがですか?

 

ただ、我が家では、①②はありますが、ほとんど機能してないというか、特に工夫した所でもなく、普通にテーブルを囲んでいます。
③については妻が断固として拒んだため、キッチンは妻の専用となっています。
主婦にとってキッチンは侵されたくない聖域なのでしょうか?
人に・・・よりますね。

 

二世帯のことでしたらいろいろな実体験からアドバイス差し上げたいことがあります。
私の拙い経験でよければお話ししますので、ご来店いただければ幸いです。

二世帯住宅?私は賛成です!それが当然と思える日本になってほしいと思っています。

ホームインスペクターという資格

2012年6月1日 金曜日

NPO法人日本ホームインスペクターズ協会(東京都)初の「公認ホームインスペクター資格試

験」の合格者を発表…というニュースを以前読みました。

あぁ、また民間資格ですが…。もしかしたらまた「協会の、協会による、協会のための資格」…のひとつでしょうか?

この資格の目的は、ホームインスペクション(住宅診断)を手がける技能者(ホームインスペクター)の技術基準を明確にするためだそうです。

“同資格の普及により、消費者が安心してインスペクションを利用できる信頼性の確保と普及、中古不動産流通の活性化をめざす”とありますが、
なるほど、そういう目利きが必要になるシチュエーションは、結構あるものです。

例えば、こんな場合・・・。
築60年以上経つ日本家屋の中古物件。
お客さんは、“お~これぞ探し求めていた物件!”と感激しているのですが、

奥さんが“リフォームにいくらぐらいかかるかしら?”という質問とともに一気に現実に引き戻されます。

そんな時仲介業者は、いつも出入りしている建築業者さんに見積もりをしてもらうことが多いようです。
基礎を見て、屋根裏を見て…だいたいの数字がその場ででることもあります。
10万円で済むものなのか、100万なのか500万か1,000万クラスなのかはすぐわかります。

ただ、その建築業者さんは仲介が手配した人。
お客さんとしては、仲介に言いくるめられる…という心配も働くでしょう。

自分が手配するにしてもどこに連絡をしていいやら。
そんな時に、このホームインスペクターが電話一本で来てくれると良いかもしれませんね。

ただ、気を付けてください。
こういうインスペクターや建築士、風水師、占い師…は、“いいんじゃないですか?”と答えただけでは、
お客にとって仕事をしたような(お金をもらえる)感じにならないから、

これは柱がイカれている、基礎が…、壁が…と(素人がわからなさそうな)点を指摘をしていきます。
それを聞いたお客さんは、“じゃ(なんとなく危ないから)買うのをやめよう”という方向に動きます。

以前仲介をしているときは、お客さんがこういう専門家?を手配された時は、
(その物件を)決めない理由、諦める決心をつけにくる…と思ったものです。

 

さて、この資格試験では、
(1)建築知識 (2)劣化診断 (3)診断方法・報告書 (4)不動産取引 (5)倫理・コンプライアンス
につき50問を出題して、合格率は20%程だそうです。

今年の試験は11月4日。チャレンジされたいかたはどうぞ。

あぁ、でも私個人的には、有資格者より経験のある建築業者さんの方を信用しますけど。

賃貸物件も自由にカスタマイズ?

2012年5月31日 木曜日

不動産のニュースの中に、「賃貸住宅にもカスタマイズの波が来ている」という記事が出ていました。

記事のポイントは、
部屋の造作をして構わない(=現状復帰の必要なし)という概念が今後一般化するか?

にありました。いきなりは無理でしょうけど、そういう需要があるのも事実でしょう。

なぜなら、以前なら、賃貸に住んだ後、夢のマイホーム購入という図式であったのが、賃貸のままでもいいか…という人も増えているのだそうで、
それなら少しくらいは部屋に造作したり、壁紙を替えたり…自分流にアレンジしたいと考えるものです。

一方で、賃貸物件を持つオーナーがいつもピリピリしている“空き室対策”の一手とも言えます。

そのニュースの中に日本人らしいなぁと思ったところがあります。

その物件は、完全に内装が自由…ではなく、いくつかの選択肢の中から壁紙を選んでもらう…という形でスタートするということ。

“自由”にまだ不慣れなのか、ちょっとさびしい気がしました。
日本では壁紙=白、という感覚が根強いのですが、確かに海外の部屋を思い出すと、白一色…は少なかった気がします。

海外の塗料メーカーのCMで、こんなのがありました。

ご主人が家に帰ると、奥さんが片手にペンキ缶、もう一方の手に塗る為のローラー。

奥さんが部屋(寝室)の壁を真っ赤に塗っていきます。

すると…と時間が飛んで、赤ちゃんが出来ている…というもの。

部屋のイメージを変えれば生活も変えられる!というオチでした。

色は人の感覚に作用すると聞いたことがありますし、研究も多いかと思います。

 

 

賃貸物件での自由な造作と原状回復不要の波は・・・進むのでしょうか?