‘徳ちゃん’ カテゴリーのアーカイブ

横浜市南区の不動産会社栄都

白アリに注意!

2012年6月17日 日曜日

白蟻はあんなに小さいのに、放っておくと何千万円も掛けて建てたあなたの家を食べ尽します。

私は白蟻が柱を一本食べ尽くした跡をみたことがありますが、
外から見たら・・・実はほとんどわからないんです。

普通の柱だろうと思って手をついたら大変!ふにゃふにゃなんです。
その柱を交換するべく取り除くと、すでに白蟻はかなり前に退散した後でしたが、
驚きました。
年輪の堅い部分はそのままに、柔らかい部分がそっくりそのまま無いのです。

ですから、材木の内側は紙がひらひらしているような…そんな様子なのです。
もちろん柱としての強度などあるはずがありません。

そのお宅はリフォームの最中だったので、そっくりその柱一本立て直しましたが、
他人事ではないと思い、自宅のチェックもしてもらったものです。

ただ、この白蟻業者…これも曲者で、

うわさですが、
あらかじめ白蟻を持込み、床下に放してそれをビデオカメラで撮ります。
部屋でモニターを見ているその家のオーナーはびっくり!
“すぐ駆除をお願いします!”
ろくな作業もせず法外な料金を請求して、“毎度ありぃ~”

ということをやっているというのですから…困りものですね。
うわさですけど。

こういった詐欺を予防するには、
不動産やリフォームと一緒で、
あなたが「信頼できる」不動産業者なり、リフォーム業者(または担当者)を1人持つことが重要なのです。

もし白蟻被害が不安でしたら当社にご相談ください。
信頼できる駆除業者さんを紹介します。
ついでに床下にもぐって撮った映像が、本当かインチキか簡単に見極める方法もお教えします。

その業者さんから伺ったことですが、庭に起きざらしになっているあらゆる木製品、
例えば、ラティス(ついたて)、木製の雨戸の壊れたもの、木製の柵、椅子、置物…こういうのが白蟻は大好きなのだそうで、今、庭にこういう物が置いたままになっていたら注意して、捨てるか時々乾かすようにしてください。
白蟻…この季節、くれぐれもご注意ください。

 

メンテナンスフリーはメンテ要らずか?

2012年6月16日 土曜日

住宅を選ぶ際に、気になるのが外壁。

鋼板を張るサイディングにするか、モルタルを…吹き付けるか、左官仕上げにするか、レンガ調のパネルを張るか…。

サイディングといって、金属の板で家を覆ってしまえば少なくても風雨には強そうです。
それに、隣が火事になった時も延焼をある程度防げます。

その正反対にあるのが、木材がむき出しの外壁。
今、建てられている家はほとんど見かけませんが、これはある意味危険かもしれません。

最近は樹脂を染み込ませた燃えない材木ができていますが、
外壁が燃える素材を使うと、火災保険も高くなるので、ご注意くださいね。

だからモルタルやサイディングにする場合が多いのでしょう。

 

他の国と違い、家と家の間が近いので、延焼を防ぐ意味でも不燃材にしておくことはいいことだと思います。

サイディングにしておくと、さらにいい特典があります。
それが「メンテナンスフリー」です。

お手入れ要らず!これは金銭的にも労力的にも嬉しいことです。

ただ、その鋼板やタイルや化粧パネル自体はたしかにメンテナンスフリーですが、
それらの板と板の間に充填される目止め剤(コーキング)は紫外線や風雨で劣化していきます。

これをそのままにしておくと、家の内部に水が入り、
湿気がこもり、シロアリが…という最悪のシナリオに行きかねません。

そんなことがないように、メンテフリーの家でも、きちんとメンテしてあげないといけません。

そうすることによって、うんと長持ちするのです。

同じことを車屋から言われました。
どんな車も、エンジンオイルを小まめに交換するだけで相当モチが違うのだと。

あたたた、耳が痛い話です。

道路用地買収によるマンションの建て替え

2012年6月15日 金曜日

正直どうなるのかと思っていました。

よく渋滞情報に出てくる鎌倉女子大前(横浜市栄区)。
そこから大船寄りに数百メートル行った所にあった「恒陽大船マンション」全87戸(築30年経過)

道路の拡張がもうそこまで来ているというのに、で~んとRC造のマンションが鎮座していました。

そのマンションの所有者さんたちはそのことをもちろん知って購入されていたはず。
でも、本当に拡張するとは思っていなかったかも知れません。

それがこのほど建て替えが完了して、地権者へ引き渡しが完了したとのニュースがありました。
新しいマンションは、名称も「オーベル大船マークスコート」(全70戸)と一新されました。
70戸のうち、28戸は地権者住戸とのことですから、恒陽大船マンションからそのまま居残った方が28世帯なんでしょう。
となると59世帯は他に移ったという計算です。

今では、最寄りの大船駅周辺にはビッグオレンジという工場跡地にできた巨大マンションなどがあり、
ますます交通便が良くなっていますし、マンション価格もいい感じに下げ止まりしているようですから、
移り住むいいきっかけになったのではないでしょうか。

建物の老朽化を原因とせずに、道路用地買収が建て替えの契機となったケースは全国的に珍しいそうで、
神奈川県では初だったとのこと。

10年あまり、話し合いが進まなかったものが、ある業者がどういう説得を行ったかわかりませんが、
それで区分所有者全員の賛同を得て実現したこの事業…。
素晴らしいことだと思います。

ちょうど政治では、同じ志をもってつくった(だろう)政党の中で真っ二つ…あるいはそれ以上にに割れてしまっている始末。

そんな中で、まったく志もバックグラウンドも違う方々を集めてひとつゴールに導かさせたのは凄いことだと思いました。
でも、人口が少なくなる中、鎌倉街道をそこまで広げなくても良いだろう…というくらい広げようとしていますが、
決まったことは修正しないお役所仕事のいい例のような気がしてます。