‘徳ちゃん’ カテゴリーのアーカイブ

横浜市南区の不動産会社栄都

フラット35Sエコ 終了のお知らせ

2012年10月5日 金曜日

フラット35とは、その名の通り35年間金利が変わらない…つまり返済額が変わらない

という売りの住宅ローンの商品です。

本日あらためて(独)住宅金融支援機構より発表がありました。

フラット35Sエコの融資受付けを本年10月31日申し込み分で終了する  とのことです。

 

フラット35や35Sと “エコ” の違いで大きいのは100%融資か、90%融資かの違いです。

3,000万円の物件ですと、“エコ”でないと、9割ですから最大2,700万円までしか融資してもらえません。

あとは自己資金をご用意ください…ということです。

実際3,000万円の物件ですと、100~200万円ぐらいの諸費用がかかります。
ですので、それは現金を用意しなければいけませんが、

融資額が9割ですと、それ以外にさらに300万円(3,000万円の1割)を現金で用意しなければなりません。
これは大きいですよね。

“35Sエコ”はさらに当初5年間の金利が普通の35Sより優遇されるなどのメリットもあるので、
場合によってはとてもありがたい商品です。

やはりいい商品は売れ行きがいいのでしょうか、10月31日の受付で終わりますのでご注意ください。

ご注意くださいというか、
決めようかどうしようか迷っている方は、決め時だということです。

保険で手厚く保護? ~地震保険考~

2012年10月5日 金曜日

保険という商品は、人の心理の弱い所にじわじわとしみ込んでるようにできてますね~。

私たち保険契約者にとってみれば、少ない支払いで、できるだけ大きな補償が得られるものが良いわけですが、
先ごろ生保のかたに提案されたのは、年金保険です。

 

今から65歳までに月々これだけ納めれば、65歳から10年間でこれだけ支払いますよ、というものです。

それがそれが、なんと(結果的に)700万円預けて補償される保険金は800万円。

実際は6.6万円が毎月10年間支払われるということになるのですが、
いかがですか?

 

これじゃ自分で貯金しても一緒じゃないか?
と思うでしょうが、自分で毎月貯金できる自信があるかというと…ありません。
こういう弱いところに(言葉は悪いですが)つけ込むものに、地震保険が挙げられるのではないでしょうか?

さすがに、大地震が起きた後ですし、次なる南海トラフだとか、もしその心配が去ったとしても富士山の噴火とか…
なかなか安心させてくれません。

そんなときに商売になるのが保険です。

ただ、地震保険というのは建物の価値(計算で出るものですが)…火災保険で掛けてある保険金額の最大でも半分の額までしかカバーできません。

それに、地震保険が最長で5年しかないのはなぜか、ご存知ですか?

支払う保険料が高いので、10年とかいうと大変な保険料になってしまって、
契約が取れないからだそうです。

 

5年なんてあっという間ですが、それに数十万円も注ぎ込むのなら、その分貯金して…と思うでしょう。

貯金に自信もてる人はいいですが……。
保険って、意地悪な商品ですね。

ハウスシック症候群 さらなる規制へ

2012年10月4日 木曜日

ハウスシック症候群という言葉は結構最近になって出てきた言葉ですよね。

建築基準法で有害物質を一定以下にしろということになったのは2003年ですから、かれこれ20年。

そんなに前のことだったでしょうか?

それまでの新築の家はどうだったかというと…

 

私はその頃、不動産業に就いていなかったので詳しくはわかりませんが、
その時に扱っていた新しいボート・ヨットのことを思えば察しが付きます。

そもそも、ヨット・ボートは木で造っていたのは昔の話。
今では、ほとんどがプラスチックです。
船体はガラス繊維とポリステル樹脂を型に塗っていき“強化プラスチック”となります。
内装は、凸凹や曲面が多いので、壁紙という訳にはいきませんが、起毛のカーペットのようなものを接着剤で張って行きます。

一見豪華に見える室内の造作には化粧合板が多用されています。

となると、接着剤や樹脂や合板の接着剤から強烈に有害物質が出ていたはずです。
当時は眼がチカチカしても、喉が痛くなっても“新しい船のニオイ”…なんて言って羨ましがっていましたがとんでもありませんでしたね。

不動産業に就いてからは、新しい家に住み始めたものの、
眼がチカチカしたり、喉が痛くなったり、頭痛がしたり…というお客様がいらっしゃいましがたが、

それってもう、基準法で制限がされてからの話ですよね。

これって、どういうことでしょうか?
ということで、基準がさらに厳しくなるという方向だそうです。

基準が厳しくなるのはとりあえず歓迎しますが、
じゃ、これまでの規制の家に住んでいる人はどうしてくれるのでしょう?
でも一方で、あまり基準を厳しくすることで、合板の接着力が弱くなったり、壁紙が剥がれやすくなったりしないか心配です。

 

別の話ですが、白蟻の防虫剤…
あれも、人体に影響があるといけないということで、ある時より毒性が低いものになっています。

ということで何十年前に薬塗ったからもういいや!と思わずに、再度施工してくださいね。

 

ハウスシック症候群に限って言えば、隙間風が出入りしていれば問題ないのですが、最近の家は気密性が高くなっていますからね~。

冷暖房の効率は良いのでしょうが、こういったことも起こるのですね。
完全にハウスシック・フリーの家にするのは難しいかも知れませんね。
食の問題もそうですけど。