‘徳ちゃん’ カテゴリーのアーカイブ

横浜市南区の不動産会社栄都

金利上昇に備えよ パート2

2012年2月20日 月曜日

先日私がこの話題を書いていたら、週刊誌で「変動か固定かの潮目が変わる?」というような記事がいくつか出ていました。

読んでみましたが、どれも日本の国債の暴落が前提でした。

日本の国債は主に日本の金融機関が買っていて、他国のように、海外資本が買っている場合と違って暴落はしない…というかたもいますが、

ならば金利上昇に備えるべきなのでしょうが、さすがに週刊誌の記者も判断に苦しんでいるようで、
記事のオチは極めて方向性が無いというか、専門家がこう言っている…という記事を列記しているにすぎませんでした。
挙句には、「早期に返済することが重要だ!」って書いてある。返せるようならとっくに返しているって。
それに「時には大胆な決断が必要」って、…どうにでも取れる締めの言葉…。
読者はますます迷ってしまいそうです。
多くの場合、「頻繁に金利をチェックして、少しでも上がったら変動から固定に替えよう」…と思っているのではないかと思います。

先の週刊誌でもそう指摘されていました。
インタビューに答えている専門家も、「金利が上昇してから(の乗り換え)では遅い」のだそうで…。

そうですよね、変動型の金利が少し上がって、「よし、固定に変更だ!」と思ったら、固定型の利率が高すぎて躊躇するでしょう。
「これなら変動でしばらく様子をみて・・・」と言っている間に手遅れになってしまう…かも知れません。

かも…ですよ。

また、変動型の場合、利率が一気に上昇しても、毎月の支払がそのまま高くなることは、たいていありません。
それは安心していいのですが、利子が少しずつ減るものの、元金がなかなか減らない…ということが起きてきます。

それとちょっと見方を変えることです。

銀行は住宅ローンの保証料を取るなどして、ほぼ完全に損をしないようにしてきます。

そんな銀行が固定金利型というを商品をつくって販売している…と考えると、今の固定金利以上の金利になって、銀行が「大損」を被ることなんかあるのかなぁ~?と。

もしかしたら、マスコミを利用して金利の高い固定型に切り替えるムーブメントをつくっているの…かも知れません。

ご相談いただければ、その辺の突っ込んだ話もできると思います。

不動産の登記簿…てどれ?

2012年2月19日 日曜日

不動産の取引にとって欠かせないのがいわゆる登記簿。

簡単にいうと、その地所の所有者が誰で、どういう状況でどういう形で所有しているのかがわかる書類です。それぞれ管轄の法務局で一通700円で誰でもが取得できます。

私も初めてこの書類に触れたころ、どこに「登記簿」と書いてあるか探してみましたが、どこにもありません。
「全部事項証明書」とあるだけ。

そう、「登記簿」とは役所のどこか奥にある記憶媒体「磁気ディスクの内容」そのもので、私たちが「登記簿謄本」と呼んでいるのは、そのディスクから知りたい特定の所在の情報を抜きだした写しで、その「全部事項証明書」のことです。

ただ、不動産業界でも司法書士も、それを端折って「謄本」と呼でいます。

先に簡単に書きましたが、その証明書は「表題部」と「権利部」に分かれていて、権利部は、所有権に関する登記を行う「甲区」と呼ばれ、所有権以外の権利に関する登記を示す「乙区」に分かれています。
具体的には…
「甲区」は、共同所有者がいるかどうかについて書かれていて、
「乙区」は、主に抵当権がついているか、どこが抵当権を持っているかがわかります。

 

登記簿というくらいですから、その地所が初めて登記されてからの履歴がわかる資料なのですが、コンピュータ化にともない、ある一定期間からの履歴しか書かれないことになりました。

それより昔のことを知りたい場合は、紙で綴じられている「閉鎖登記簿」という冊子を見せてもらうことになります。
元は大きな土地で、そこからどんどん分割されて(分筆(ぶんぴつ))いった様子もわかります。

その証明書の申請のときに、私たちが使っている「住所」と、登記で登録する「地番」とは全く違うことに驚かれるかたも多いですね。

あと、閉鎖謄本くらいになると、古いものは単位が「㎡」でなかったりします。

「畝(せ)」とか「反(たん)」とか…昔の地名から変わっていたりとか…なかなか興味深い資料です。

もし取得はしたものの、書いてある意味がわからない…というようなことがあれば、気軽にご相談ください。わかる範囲でお答えします。

間取り、いろいろ考えた末…

2012年2月18日 土曜日

家を新築するとなると、建売りか、注文か…ということになると思います。

一般的に注文住宅は建売より高くなるのですが、

さてその注文住宅、あなたの夢と希望をふんだんに盛り込むことが自由です。

まさに夢のマイホーム!

そんなことだから誰も文句を…言わないのかと思ったら、いろいろ制限があることにびっくりされるのではないでしょうか?

例えば、リビングの庭側の壁をラウンド型にしようと思ったら、「こういうのは建築費がすごくかかりますよ」とか、

ちょっとした出っ張り、凹みをつくるとなると、「建材は90センチがモジュール(型)なので、こういうのは、つくってもいいですけど、割高になります」

とか、

斜線制限という建築基準法で定めるところの制限があって、これ以上南に家を動かせませんとか、

ここを大きな開口部分を造りたいといったら、強度的に無理だとか、

今は比較的安いコストで、間取りをいろいろ考えられるソフトが出ていますので、自由に考えられるのですが、

なかなかうまくいかないものです。

 

白紙の状態からいろいろ考えて、結果、建売住宅と全く同じ間取りになった…というケースが多いと聞きます。

それもそのはず、建売業者は、何千、何万棟を、それぞれの土地の形に応じて設計している実績があります。

それも必要とされるものをすべて盛り込み、無駄なく、各寝室平均した広さで、収納を設け、人の動きを遮らず…。

ですから、建売住宅を甘く見てはいけません。

逆に、注文住宅を検討されている方は、建売住宅の間取りを参考にされたら良いでしょう。

まったくサラの状態から一軒の家の間取りを完成させることは、素人にとってとても難しいことです。(だから楽しいというかたももちろんいらっしゃいますけど)

あ、もちろん建売業者さんの中でも、これはOK、これはNGというものはあります。

実績ってすごいものですね。間取りに困った方もどうぞご相談ください。