コンクリートで造られたマンションを見ても、その柱の内部まではなかなかわかりません。
買おうとしているマンションがRC造なのか、SRC造なのかは、登記や建築概要書や建築確認済証を見れば確定できるでしょう。
さて、RC(鉄筋コンクリート)造と、SRC(鉄骨鉄筋コンクリート)造…どう違うのでしょう?
簡単に言うと、RCの柱の中に鉄骨(S)を入れたのがSRC…といったところですか。
コンクリートは、圧縮に強く、引っ張りに弱い。
鉄筋(細い鉄の棒)を組んでそこにセメントを入れて強化したものが、鉄筋コンクリート=RC。
鉄筋は圧縮に弱く、引っ張りに強い性質なので、コンクリートの欠点を補えました。
ただ、RCですと、古いオフィスによくあるように、柱がいっぱい必要なのが欠点です。
そこで、梁(はり)や柱に鉄骨を抱かせることで、柱の少ない広い部屋が造れるようになったのです。
良い事づくめのSRCですが、構造が複雑なので施工に手間がかかるのも含め、材料費含め値段がRCより高くなります。