私が以前働いていたニュージーランドというところは、今から考えれば不動産転がし天国でしたね。
多くの大人たちが、昼のヨットレースにホイホイとやってこられるのは、家賃などの不労所得あるからこそ。
向うの人は、家をよく代えます。
家族が増えたら、減ったら、子供が学校入ったら・・・何かのイベントごとに家をよく住みかえます。
だから人口の割に流通量は結構あると思います。
日本も、もっと自在に住みかえられればいいなぁ~と思ったものです。
NZの家は、日本と同じく地震が少なくない場所であるにも関わらず、築80年というのもザラにあります。
それらもよくメンテされていて、十分どころか新築のより家らしい家なので、人気があります。
逆に新築はとても味気ないもので、お決まりのサッシュ、バス、お決まりのキッチンが入ってナンボという感じです。
もちろん一戸建の価格を100とすると、タウンハウスといって連棟式というか、1棟に2戸くっついているタイプが85、
長屋のように1棟に4戸あるようなものが70という感じで・・・、スタイルもいろいろいです。
あちらでは、住む「町」によってかなり価格が変わります。
日本より明らかに「人種差別」というより原住民族と「区別」がされていて、
その境界あたりの物件には「○○町ボーダー」と書かれていて、価格もちょっと調整されています。
日本人は、どちらかというと「高級住宅地」に住みたがります。
一方中国人は、新興住宅地に集まり一定の「タウン」をつくります。
ハーウィックという町は、現地でチャーウィックとも呼ばれるようになりました。
それはともかく、もっと日本も住みかえが簡単になるといいですね。
家は一生の買物…といいますが、
そうなると、夫婦二人だけの時、子供が暴れまくる時期、思春期、受験、独立…
そういう時をひとつの家で賄っていくとなると、どこに何LDKの家を持つのがベターかわかりませんものね。
これを変えるとなると何か制度的な話しなるでしょう。
もしかしたら、TPPで劇的に変わったりして?