以前、ホームインスペクターという民間資格を紹介しました。
こういう資格はある程度、実務が無いとできないのではないかと思うし、依頼する方も、資格の数より実績を重んじるのではないでしょうか?
あるインスペクターを擁する会社が一般のかた向けに中古物件を下見するときのチェックシートというものを公開していました。
見てみたところ、とってもあたりまえ。
それはそうですよね、私たち、業界の人間は当たり前のようにチェックするところでも、初めて家を買おうという方はわかりませんよね。
それに、居住中のお宅に行った時は、クローゼットの扉すら開けるのに気が引けたりしますよね。
つい所有者に「住む上で問題ないですよね?」なんて確認しちゃったりして。
所有者は売りたい訳ですから、マイナスのことはよほどひどい欠陥じゃない限り言いません。
仲介業者もその家を建てたわけじゃないですから、隅の隅まで知っている訳がありません。
いろいろわからないことが多い中で、契約をしていくことになります。
でも、2年前の地震でもこうして建っているのですから、柔な建物でないことはわかります。
それに、インスペクターが調べたからと言って100%安心ということもありません。
潔癖症の方には難しい注文ですが、家、特に中古物件にあまり神経質になっても100%のものはない・・・くらいに思ってちょうどいいのです。
高い買い物なのに・・・とおっしゃるかも知れませんが、人がしばらく住んだ家ですので・・・。