銀行での借り入れはちょっときついけど、フラット35ならなんとか・・・というケースがありますよね。
そういうとき、家探しにもちょっと影響してくることがあります。
よく、家のチラシ(販売図面)などに「フラット35対応!」「フラット35S可」とか書いてありますが、
それは何かと言うと・・・。
フラット35の融資を受けようとする場合、フラット35の設計基準というのがあって、それを満たしていなければならないので、
まず、設計時にその基準を満たし、当然、施工時にひとつひとつクリアしておく必要があります。
たとえば、基礎の高さ、断熱材の厚さ、サッシ、ガラス・・・それはそれは細かに基準があります。
建築確認、中間検査、完了検査を経て、検査済証が発行されると同時に、「フラット35適合証明書」が(検査機関や建築事務所などから)発行されます。
その証明書をフラット35を申し込む際に金融機関に提出するわけですが・・・。
フラット35対応でない建物でも、要件さえ満たせば、後出しじゃんけん・・・じゃないですが、後から申請することも可能です。
中古物件でも!です。
もちろん、その証明書を発行してもらうには別に料金がかかりますけど。
ちなみに神奈川県建築安全協会へ申請すると、検査と証書の発行、合わせて4万円程度とのことです。
この適合証明書を獲得するのを設計事務所に頼めば、手数料を支払うことになるので、プラスそのコストということになります。
問題が無ければ、申請してから証明書の受け取りまでだいたい1週間前後です。
ネットを見たら、基準を満たしていない建物なのに、満たしているように装ってインチキをして証明書を取得する悪徳業者もいるそうです。
でも、実際に現地を確認しに来るそうですので、そんなことしてもバレちゃいますけどね。