不動産の値段は下がらないというのが「過去の伝説」となった今、相続の傾向が変わりました。
実際にあった話ですが、横浜にお住まいのご家族。
息子さんは独立されて、少し前に千葉にある会社の近くで家を買って住んでいます。
ご両親はその横浜の土地をどうしようか迷われている、というケースでした。
ご両親にしてみれば、ご自身の力で建て、その息子さんが生まれてから独立するまで、ずっとその家で過ごしたこともあり、
いずれは戻ってくるもの、いずれはこの家を(そのまま)継いでくれるもの…という先入観(…夢)がありました。
ただ現実は上のとおりで、息子さんからは、わざわざ会社から何時間も掛けて(大きくても)古い家に住む理由は無いと言われてしまったそうなのです。
ご両親は、もう施設に入る予定でしたので、結局その土地・家屋は売却することになりました。
その土地には、近い将来2軒の新築住宅が建つ予定です。
もちろん、ご両親の思い入れや、愛着はあったでしょう。
ですが思い切って現金化したことで、相続はとてもスムーズになりました。
一方、このように相続がうまくいくのは稀なケースで、
何かしらもめるのがこの相続の特徴でもあります。
先日、ある方は“(お金が)あっても無くてももめる”とおっしゃっていました。
特に相続する対象の不動産が第三者からみて利用価値が小さいものであった場合や、所有者が2人以上ある場合は必ずと言っていい程すんなりいきません。
いろいろお伝えしたいことはありますが、
まずは、名義を単独にすることから始められてみたらいかがでしょう。
どうぞご相談ください。