何でも略してしまう昨今の日本です。
コピー&ペーストは 「コピペ」
パワーポイントは 「パワポ」
トイ・プードルは 「トイプー」
日常茶飯事は 「ニチジョウ・チャメシ」
セクシャル・ハラスメントは 「セクハラ」
田園都市線は 「デント」
就職活動は 「シュウカツ」
マクドナルドは 「マック」(関東)または 「マクド」(関西)
アイスコーヒーは 「レーコー」(これも関西)
今日のテーマ、「チリツモ」も、塵も積もれば山となる、の略です。
不動産の売買において、ちょっとしたことなんですけど、抑えられる費用というものがあって、
それらを節約すると、結構な額になったりするのです。
これは不動産を売買するお客様にも、建築業者や仲介業者にも言えることです。
契約書に貼る収入印紙もそのひとつ。
売買金額が500万円ちょうどの中古マンションですと、印紙(税)代は2,000円ですが、
5,000,001円の物件ですと、1万円となります。その差8,000円。
1億円ちょうどの物件ですと、45,000円ですが、
1億を1円でも超えると、80,000円となります。
1億円の買い物するのに、35,000円の差なんて…とおっしゃるかもしれませんが、
単に印紙税を脱税していないことを証明する為に貼る印紙というものに、どんなお金持ちも1円でも多くかけたくないものです。
だからどうしろとは言いませんが、ちょっとしたことでお金が浮く可能性があることを知っておいても損はないかと。
一方、年間1000棟を契約するような建売業者であれば、そのわずかな差額は積り積って数千万円になります。
横道に逸れますが、ちなみに、英語の国では、IBM(インターナショナル・ビジネス・マシーン)など長い単語をイニシャルで略すことはあっても、上記のような略しかたはしないようで、
先日英語の映画を観ていたら、切羽詰まったシーンでもCDのことを“コンパクトディスク”と略さず言ってて、その響きを懐かしく思うと同時に、日本語ってすごいなぁ~と感心させられました。
AKBですか? 元は「アキハバラ」なんですけど、
なぜ秋葉原が「アキハ」でもなく「アハバ」でもなく、「アキバ」と略されるのか…ガイジンさんに質問されたら答えられますか?
どうでもいいですね(笑)
印紙税という存在自体に腹が立ちますけど、契約書の原本を2通作成するか、1通かでも節約できます。
とにかく小さな出費にも気を使いましょう…ということです。