横浜市南区の不動産会社栄都

デザイナーズ物件の失敗

収益物件に投資をしようと考えている方は、きっとこれからの入居者の好みというものを意識されていることでしょう。

入居者に気に入ってもらえる物件をつくっておけば、また、今ある部屋をリフォームすれば空室対策になるだろうと。

ということで、不動産雑誌を見ると、入居者に対して行ったアンケート結果が出ています。
希望する施設等のランキングをみると
1、バス・トイレ別
2、オートロック
3、ロフト
などがいつも上位を占めてきますが、もうひとつ、今回のテーマ「デザイナーズ物件」もたいてい上位にランクインしてきます。

これは、単にその雑誌社の意見かも知れませんから、アンケートの結果と鵜呑みはできませんけどね。

過去にこういったことが実際にありました。

著名なデザイナーがある新築アパートをデザインしたのです。
外観は、他にないインパクトのあるものになりました。
気になる室内ですが、どれも1Kタイプですが、
オレンジ系の部屋、グリーン系の部屋、ブルー系の部屋と分けて柄モノの壁紙を張りました。

施主も納得はしていたのですが、最初の入居希望者が…「家具の合う合わないが出てくるので、白の壁紙に代えてくれたら入居決めます」って。
施主や建築業者が悩んでいるところ、次の希望者も、その次の希望者も…。

デザイナーは下を向いて悔しそうにしていましたが、結局白の壁紙に張り替えることにしました。

あまり、奇抜なものにすると、オーナーの趣味にあっても、実際の結果が付いてこないことがあります。

それ以来、建築業者としては「室内はオーソドックスに」が合言葉になりましたが、
デザイナーさんはちょっと悔しそう。

中には奇抜な室内の物件もありますが、空室のリスクと隣合わせですので、
心配になられたら、ぜひご相談ください。

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