横浜市南区の不動産会社栄都

「脱」借地権アレルギー

借地権の土地に建物があって、それが売りに出ているケースがあります。
同じ場所の所有権の物件より安いので広告を見ていると「あれ?」と思います。
その後すぐ「なんだ~借地権かぁ」ということになるのですが。

でも居住用としても、投資用としても、「借地権」を検討の中にいれてみてはいかがでしょうか?
というのが今回の話です。

借地権の投資法はそれだけで本が何冊も出ているくらいで、
「知る人ぞ知る」投資法でもあります。

あなたが、借地権かぁ~と思ったように、多くの方が借地権を避けて行くのですから、そういうところに「福」があったりするものです。

借地権の投資においての最大のメリットは…
(ごめんなさい、地主様にとっては最大のデメリットなのですが)
地主に対して、借地権を買って建物を建てて住む(または事業する)借地権者…の権利の強さ…というか、
どちらのいいぶんが通るか、が圧倒的に借地権者の方に「分」があるということなのです。

地主の意志がなかなか通らず、あんまりでしょ?ということになってできたのが
いわゆる「新法の借地権」…定期借地権というものです。

一定期間…たとえば50年借りたら更地にして元通りお返しします…という契約になっています。

定期借地権の場合、日々その期間満了に向かって行くわけで落ち着かない感じがしますが、
それだけ割安でそこに住める…というメリットは見逃せません。

この近くなら鎌倉やお寺が多い地域では、そのお寺が地主になっていることが多く、
普通だったら地価が高くて住めない場所に住めちゃうわけです。
…ということはアパート経営であれば比較的高い家賃が設定できるということになります。

借地権の物件の投資法については、それぞれの本を読んでいただければと思いますが、
ひとつだけ。
住宅ローンを使って借地権の土地に建物を建てようとする場合、
基本的に建物代しか銀行は出してくれません。
(10年前は、建物代も出なかったのですが)

そこだけが、ちょっとハードルが高いところです。

でも所詮借地…借り物なら、賃貸アパートに住んでるのと一緒か…と早合点しないでくださいね。
あなたが所有権の土地を買ったとしましょう。
固定資産税と都市計画税入れて48万円也…ということは月々4万円の家賃を払っているということ…ですね?

借地権と聞いただけで自分の前から排除してしまうのは、もったいないこと…
かも知れません。

借地権についてはまた書きましょう。

たとえばこんな本も…

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