6月の始めのニュースでしたが、川崎の武蔵小杉にできた「パークシティ武蔵小杉ザ グランドウイングタワー」
ですが、500戸のうちの1期分300戸を即日完売したとのことです。
武蔵小杉は今では「時のエリア」で、これまでは、東急東横線とJR南武線の駅がありましたが、
なんと、横須賀線の駅をあらたに造ってしまいました。そういうエリアです。
なぜこのマンションが新しいスタンダードか?というと、
今まで、耐震、免震、制震…という建築技術で優劣を競っていましたが、
この武蔵小杉のマンション、防災対策も充実しているのです。
内容としては、
受水槽や各階の防災備蓄倉庫などに1世帯当たり1,000リットルの水を確保
72時間稼働の非常用発電機で、各住戸のLED照明、震災時でも3基のエレベータを動かす
トイレも、3日分の汚水槽を確保
匂いを完全密封する簡易トイレ、マンホールトイレを備蓄
とあります。
建物は壊れないという前提にあるところが凄いと思います。
どれくらいの揺れを想定していて、想定外のことが起きた時はどうなってしまうのでしょう?
それは知りませんが…。
このマンションを(そういう付加価値をつけて高く)買った方々はそのメリットを享受できますが、
そのマンションの隣のアパートに住んでいる被災者は使えないのでしょうか。
実際コトが起きれば、きっと整然とサービスが周りの住民の方々にも提供されるのではないかと期待しています。
備えあれば憂いなしといいます。
あれだけの震災が実際に起こるのですし、まだ時々揺れているのですから、
コトが起きた時の最低の準備は各家庭単位でしておくべきでしょう。
地震に耐える構造の建物であることは当たり前となり、
こういう防災対策のあるマンションがしばらくはいい意味で流行る気がします。
ただ、想定外のことって・・・えてして起こるもので。
いかがなものでしょうか?